楽しみにしていた大地のハンター展に行ってきました!小さめ規模の企画展を抜くと科博の「特別展」は2019年に開催されたミイラ展以来。約1年半ぶりの大規模な特別展です!初報が出た時から待っていました。開催してくれて嬉しいです!
小惑星探査機『はやぶさ2』、東日本大震災から10年/国立科学博物館/2021.04 ←これも行きました
様々なハンター
展覧会名のとおり、この特別展はハンターが主役。古今東西たくさんのハンターが紹介されていました。絶滅した生き物からスタートしてくれていたところがすごく良いなと思いました。今生きている生き物たちは突然地球に現れたのではなく、進化の末にここにいるんだということがよくわかる流れでした。
太古の世界を生きていたワニさんデイノスクスの生態模型です。現生で最大のイリエワニが6mくらい。こちらのワニは12mくらいだったそうです。この大きさのワニ…ロマンしかない。頭部よりうしろの骨格はいまだ不明なところが多いとのことでした。古生物はそういうの多いでしょうか。ダンクルオステウスもそうですよね。
現生のワニたち。わにわに。SNSで話題になっていた(ような気がする)THE ALFEEの坂崎氏が飼っていたコビトカイマンの標本もしっかり見てきました。ハンターの言葉が似合いますね。
猛禽類の皆さん。こう勢揃いしていると壮観です。ほか博物館等から借りている剥製ももちろんありますが科博は元々ものすごい数の剥製を持っている博物館です。こういう見せ方ができるのは科博の特別展らしいなぁと思いました。
羽の特殊な構造により静かな音で飛ぶことができるフクロウは暗闇のハンターとして紹介されていました。ほか超音波で獲物を探すコウモリ、鼻についている触覚器官の振動で獲物を探すモグラがいました。
まさにハンターといった感じの皆さん。これらの標本、短くはありますがすべてに解説がついているんです。解説読むだけでも面白い展覧会でした。
迫力のあるワニガメとまんまるで可愛いベルツノガエル。ありとあらゆる生き物がいます。
右は今回撮った生きていたマヌルネコ、左は以前上野動物園で撮った生きているマヌルネコです。もふもふがたまりません。走るのはあまり得意ではないとのことで親近感も沸いてきます。
エリマキトカゲ&アオジタトカゲ。かわいい。
はやにえと呼ばれる習性(面白いと言っていいのか…ちょっと残忍なんですよねこれ)が紹介されていたモズ、そしてアリだけを食べるので偏食のハンターとして紹介されていたアリクイ&センザンコウ。
さて、ハンターと言って虫たちが出てこないわけがあるまいよ!ということでハチとクモ。もはや特殊能力だろうと思うようなすごいことができる生き物もたくさん紹介されていました。どんな進化をすればこんなことができるようになったんだろうと不思議でなりません。生き物は神秘。
そしてこちら。ヒトによって生息域ではない場所に運ばれその結果「外来生物」としてまとめられてしまった生き物です。本来ならばこのようなコーナーではなくほか生き物たちの中に入っていただろうに…。
このような展覧会や博物館に行ってたくさんの生き物を知ると特にそう思うのですが、ヒトが優れているのって脳だけなんだよなぁと思います。ほか生き物のように特殊能力もない。脳が優れているというだけでやりたい放題…ヒトとは…。考えさせられます。
オオサンショウウオがいた
まさかいると思っていなかったのでかなり驚いたのですがオオサンショウウオいました。(※私はオオサンショウウオが大好きです)
おててとあんよを撮らずにはいられなかった。大好き。
科博は常設展の日本館にオオサンショウウオのレプリカがいます。今回の特別展で剥製標本を見ることができるとは思いませんでした!嬉しい…!!
まとめ
何がまとめなのかわからないまとめコーナー。
もっとたくさんの本当にたくさんの生き物がいました。久しぶりの科博の特別展はやっぱりとても楽しくて面白くて勉強になりました。生き物は神秘だなぁと改めて思う良い展覧会でした。
特別展「大地のハンター展 ―陸の上にも4億年―」2021年3月9日(火)〜6月13日(日)|国立科学博物館(東京・上野公園)
特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」
木組 分解してみました
大英博物館ミイラ展 古代エジプト6つの物語
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加速器 -とてつもなく大きな実験施設で宇宙と物質と生命の謎に挑んでみた-
小惑星探査機『はやぶさ2』、東日本大震災から10年
メタセコイア-生きている化石は語る-
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『時』展覧会2020
特別展「和食」
絵本でめぐる生命の旅
特別展ミイラ
風景の科学展 芸術と科学の融合
恐竜博2019
ビーズ 自然をつなぐ 世界をつなぐ
大哺乳類展2
特別展 昆虫
特別展 人体 神秘への挑戦
特別展 深海~最新研究でせまる“生命”と“地球”~
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