科博の企画展にも行ってきました。特別展に行く時は同時にやっている企画展も必ず見に行きます。言い方は悪いですがついでに行く、という感じです。でもこの企画展、ついでと言うのはあまりにも勿体ない!とても良い企画展でした。
植物 地球を支える仲間たち/国立科学博物館/2021.07(こちらも行きました)
わかりやすい解説に感動
まず初めに、私はこの企画展、全く興味がありませんでした。科博の企画展は前もってチェックしているのでこれをやることは随分前から知っていましたが、ちらしポスターを見ても何が何だか全然わからないし加速器なんて聞いたこともないし…と行くまでは思っていたんです。
しかし!そんな知識皆無な私でもわかるような解説パネルの数々!「加速器ってなんだ?」から始まるのですが、私のような人間(何も知らない)が大多数だと企画する側もわかっているのだと思います。
原子とは何か、その原子とは何からできているのか。余計なことは何も言わない、キャラクターを使って問いと答えだけをシンプルに説明する。これ以上ないくらいわかりやすい解説に感動を覚えるほどでした。
加速器という装置を使い粒子を加速させることでモノの素材や構造を分析することができるそうです。この写真は金属の歴史を調べることができるよ、という展示です。金属の…歴史…?何それロマン。
ロマン
加速器がある施設を探検しようというコーナーが途中から始まります。施設の探検だと…?博物館の企画で施設の探検をさせる…これは本気で「加速器」に興味を持ってもらいたいんだなと思いました。とにかくまずは興味を持って!、そんな思いを察知しました。
最初に載せた写真もそうなのですが、ちょっとした写真展のような展示の仕方をしているところがあって(※中央ホールでの写真展示は8/31まで)、工場や機械など無機物の写真が好きな人は気に入ると思います。この人たち(企画者)…機械に美を感じている…好き!となりました。良いですよね無機物。
物質の機能を探るということですが、こういう「何かを探る」みたいなのとても好きです。加速器から生み出されるビーム(これもあえて簡単な言い方をしているのだと思われます)を使って様々な物質を探ることができるのだそうです。夢がありますね。
まとめのような何か
この企画展でこんなに自分が楽しめるとは思っていませんでした。割とさっぱりとした展示でサラッと見て回れるところも良かったし、同じことを言うようですが本当に解説がわかりやすくて、ここに来る人たちのこと(多くは素人)を考えて易しくしてくれたんだなということがよくわかるところ、とても好感が持てました。
おそらくですが、ここで説明されていた加速器や物理学のこと、本当はとんでもなく難しい分野なんだと思います。それをここまで易しくできること、かなり感動しました。
私は物理学に興味を持つことができないまま大人になりましたが、こういう感じで若い頃から物理に触れていたら違ったかもしれない、と本気で思いました。
レストラン ムーセイオン
おまけコーナー。今回も博物館内レストラン「ムーセイオン」で特別展とのコラボメニューをいただいてきました。見えないところに野菜がたくさん入っているグラタン美味しかったです。
特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」
木組 分解してみました
大英博物館ミイラ展 古代エジプト6つの物語
植物 地球を支える仲間たち
小惑星探査機『はやぶさ2』、東日本大震災から10年
大地のハンター展
メタセコイア-生きている化石は語る-
国立公園 -その自然には、物語がある-
『時』展覧会2020
特別展「和食」
絵本でめぐる生命の旅
特別展ミイラ
風景の科学展 芸術と科学の融合
恐竜博2019
ビーズ 自然をつなぐ 世界をつなぐ
大哺乳類展2
日本を変えた 千の技術博
特別展 昆虫
特別展 人体 神秘への挑戦
特別展 深海~最新研究でせまる“生命”と“地球”~
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