ユキシロ日記

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木組 分解してみました/国立科学博物館/2021.10

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日本に息づく木組の精神。しかしでき上がった作品の表面からでは世界に誇る職人の木組の技術や美意識は見えてきづらいものです。そこで本展では、いろいろな木組を分解してみることにしました。職人の手仕事ならではの美意識と心遣い、そして無垢の木ならではの柔らかな風合いと繊細さ。それら木組の魅力が伝われば幸いです。(公式サイトより)

この企画展は巡回展で、ホームページを見たところこの東京会場が最後のようです。行けて良かった!木ならではのぬくもり、職人さんの技術の凄さ、そして木組の美を感じることのできる面白い企画展でした。

木組 分解してみました | 見どころ

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接着剤等は使わず木と木をすき間なく組み合わせる技術「木組」。会場にはたくさんの木組がばらされた状態で展示してあります。完成した状態ではどのように木と木が繋がっているか全く見えませんが、ばらされた状態を見て初めてわかるその凄さ。

私はこのような技術の知識は一切ないので、ただただ凄い…何が起こっているかわからない…という感じで、ひたすら感嘆しながら見ていました。つなぎ合わせる部分を動画で解説してくれているところもたくさんあったので、わからないながらも非常に楽しい空間でした。最初に考えた人、凄い。

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建築の分野で利用される木組の紹介だけではなく、上の写真のような「組子細工」の展示もありました。凄いとしか言いようがない。今自分で見返しても写真では全然伝わってないな…と感じます。近くから遠くから自分の目で見て初めてわかる技術の凄さや繊細な美しさ、木のぬくもり…!この作品を製作している様子の動画があったのですが、私を含め大人から子供までみんな食い入るように動画を見ていました。作っているところを見るとますます凄い組子細工。とんでもない技術だと思います。

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木を組むことは三次元で物体を交差させることになるので時に立体パズルになる、と解説に書かれていました。仕組みを考えてみてくださいね、というノリでいくつかの立体パズルが展示されていましたが、びっくりするくらい何もわかりませんでした!全然わからん!驚くほどわからん!私は途中から考えるのをやめました。見ているだけで楽しいのでよいのです。こういうのがお好きな人は燃えるかもしれません。建築やデザインに興味のある人には特にオススメしたい企画展だなと思いました。

木組 分解してみました

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