企画展「メタセコイア」に行ってきました。前回科博に行ったのは昨年9月末だったので4か月ぶりくらいです。どうりで久しぶりだと思った!(月1くらいで行きたいという願望があります)
メタセコイアとは
メタセコイアってなんだかわかりますか?私は名前を聞いたことがあるくらいでした。木です。背の高い木です。この企画展は、そんなメタセコイアを生涯研究していた三木茂博士がこの木にこの名を付けて80年が経つということで企画されたものです。
科博の日本館のワンフロアで開催される小規模タイプの展覧会なので、サクッと見て回ることができます。木が主役の企画なので全体的に緑を感じる展示構成になっていたように思います。
松のマツボックリとはちょっと違う形をしています。可愛いです。
生きている化石
世界各地で見られたメタセコイア、かつての日本でも例外ではなかったのですが(上の写真はメタセコイアとその周辺で生きていたとされる生き物が紹介されているところ)、環境の変化等で姿を見せなくなってしまい、当時は絶滅したと考えられていたそうです。
しかしその後、中国で自生するメタセコイアが発見され、絶滅を逃れ生き延びていたことがわかりました。名付け親である三木博士は化石を研究しながらこの樹木に名前を付けたわけですが、絶滅していなかったとわかった時にどれほどの感動だったか…想像するだけで感慨深いものがあります。展示の中でも度々この「生きている化石」というワードが出ていましたが、こういう理由からなんですね。自生種発見当時はかなり話題になっていたそうです。
守る人々と現在のメタセコイア
メタセコイアを守ろうとする人たちの活動の歴史も紹介されていました。昔の資料(保全会の活動記録等)もちらほら。こういうの見るの好きです。なんでもそうですが、種の絶滅を防ごうと活動している人たちは本当にすごいと思っています。やろうと思っても行動に移すことはなかなかできないので。
展示の最後、実際に見ることができる場所が書いてあったので帰りに見てみました。この縦にスラっと長く伸びる木がメタセコイアです。現在はいろんな人たちの努力もあってたくさんの場所で見ることができるようです。街路樹という言葉が似合う木だなぁと思います。
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