明治改元から150年、そして2019年に予定される改元。
時代が転換するこの機会にあわせて日本を大きく変えていった科学・技術の成果が一堂に集まります。
日本各地の大学・研究機関や企業などから、600を超える点数の貴重な科学・技術の遺産が上野の国立科学博物館に大集合!科学者・技術者の発明・発見にまつわるエピソードや世相、関連する写真などを合わせ、"日本を変えた千の技術"をたっぷりと紹介していきます。
中でも、「重要文化財」や、「化学遺産」、「機械遺産」、「情報処理技術遺産」、「でんきの礎」、 「未来技術遺産」に認定された約50点の資料は特に注目です!(公式サイトより)
博物館というと恐竜などの古生物や生き物の剥製・標本、宇宙、化学、物理、のようなイメージを抱きがちな気がしますが(偏見)、ここで紹介されていた展示物のように、人が作った技術の結晶のようなものもたくさんあります。
そんな人類の遺産が四方八方に展示されていたのがこの展覧会です。すごいボリュームだった記憶があります。小さい物体の展示も多く、とにかく物量が凄かったという印象です。「新しい技術はどうやって生まれるのか」という興味深い見せ方も多々あり歴史的の勉強に近い要素もあったので、近代史が好きな人やレトロなものが好きな人にとってはかなり激熱だったのではないかと思います。
ただ、私はそこまで「技術」に興味があるわけではなく、博物館の中では生き物関連の展示に興奮するタイプのオタクなので、正直なところこの展覧会はそこまで私には刺さりませんでした。
様々な技術やそれが生まれるに至る面白エピソードや企業努力の紹介など興味深いものはたくさんありましたが、技術の発展にはその功罪…負の要素もつきものだと私は思っていて、その負の方面にはほとんど触れられていなかったのが少し残念に思いました。また、昔の人の暮らしにかかわる道具や家電の展示というところだけを見るなら江戸東京博物館の常設展の方が充実している気がしました。
なんだか懐かしい電話がたくさん。最後にダイヤル式電話に触れることができるコーナーがあってショックを覚えました。この電話って展示されるほど昔のものなの!?と。祖父母の家の電話がこれだったので私は何度も使ったことがあるのですが、今の若い子(この言い方がもう…)はどうやって使うかわからないと聞いたことがあります。そういえば自分が昭和生まれだったことを思い出しました。
明治150年記念 日本を変えた千の技術博|2018年10月30日(火)〜2019年3月3日(日)|国立科学博物館(東京・上野公園)
特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」
木組 分解してみました
大英博物館ミイラ展 古代エジプト6つの物語
植物 地球を支える仲間たち
加速器 -とてつもなく大きな実験施設で宇宙と物質と生命の謎に挑んでみた-
小惑星探査機『はやぶさ2』、東日本大震災から10年
大地のハンター展
メタセコイア-生きている化石は語る-
国立公園 -その自然には、物語がある-
『時』展覧会2020
特別展「和食」
絵本でめぐる生命の旅
特別展ミイラ
風景の科学展 芸術と科学の融合
恐竜博2019
ビーズ 自然をつなぐ 世界をつなぐ
大哺乳類展2
特別展 昆虫
特別展 人体 神秘への挑戦
特別展 深海~最新研究でせまる“生命”と“地球”~
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