日本と国立公園
科博で現在開催中の企画展に行ってきました。前回科博に行ったのは6月だったので約3ヶ月ぶりでした。できることなら月に1回は行きたいのでがそうも行かず…。
というのはいいとして、この展覧会は「企画展」の扱いです。普段の科博の企画展は日本館のワンフロアを使ってこじんまりとやっているイメージしかなかったので勝手に勘違いをしていたのですが、この企画展は普段特別展をやっているスペースを使っています。何が言いたいかというと、結構盛りだくさんですこの企画展!
国立公園って何?と聞かれて答えられる人がどれくらいいるでしょうか。少なくとも私は全然よくわかっていませんでした…。公園と付いていますが遊具があってちびっ子たちがワイワイ遊ぶようなあの公園とは全然違うんですね…。
環境省のホームページによると、国立公園とは自然公園法に基づいて環境大臣が指定する自然一帯のことをそう呼んでいるということがわかります。指定の要件として「同一の風景型式中、我が国の景観を代表すると共に、世界的にも誇りうる傑出した自然の風景であること」とあります。日本の素晴らしい自然を守っていきましょうね!ということですね。(こんな説明でよいのだろうか…)
この企画展は、そんな日本の国立公園のすべて(全部で34公園)を「大地」「水」「命」の3つのテーマに分けて紹介しています。すべてにパネルでの説明があり、そこの地域や自然にちなんだ展示物が用意されていて見所たっぷりでした。
各地の国立公園(ほんの一部)
全部載せると大変なことになるのでピックアップして少し写真を載せようと思います。まずは「知床国立公園」。世界遺産です。海にはクジラやイルカ、島にはヒグマ、空にはオジロワシやオオワシがいると紹介されています。ヒグマと鮭、よく木彫りのお土産を見る気がします。
日光国立公園。世界遺産です。とても歴史が古い国立公園だそうで、名前に「ニッコウ」が付けられた生き物がたくさん紹介されていたのが印象的でした。日光には小学生の時に修学旅行で行ったことがありますがほとんど覚えていないのでまた行きたいです。
「小笠原国立公園」。世界遺産です。他の地域と一度も繋がったことのない海洋島であり、日本一固有種が豊富な地域とのこと。オガサワラトカゲ可愛い…。行ってみたいです。
「霧島錦江湾国立公園」。日本は火山に縁がある国だとぼんやりとわかっているのですが、私自身は馴染みがなくイメージも沸かない…火山はそんな存在でした。活発な火山活動の影響もあり多種多様で変化に富んだ生態系が成立しているとのこと。展示されていた火山灰を集めるための袋、初めて見ました。
「奄美群島国立公園」 。アマミノクロウサギ、リュウキュウアユなど、ここにもたくさんの固有種がいるということで、その生き物たちが紹介されていました。空、森、海、というまさに自然!といった感じがします。
日本の自然
私はそもそもあまり旅行というものには行くことがないのですが、行ったとしても自然より建造物の方に興味があるのでそちらを選んでしまいます。なので、ここで紹介されていた日本各地の国立公園のほとんどが聞いたことがある程度で知らない場所でした。
ただ、自然が嫌いなわけではもちろんありません。なかなか旅行がし辛い昨今ですが行ける時に行かないとこんなに美しい自然に触れずに死ぬのはもったいないのかもしれない…と思いました。
書き忘れていましたが、この企画展は国立公園を絵画で楽しむコーナーというものがあって、博物館で絵画鑑賞をするという面白い体験ができます。また、国立公園を空から撮影したとても綺麗な画質の映像も見ることができます。様々な視点から自然について考えることができる良い展覧会でした。
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