ユキシロ日記

博物館、美術館、音楽、ゲーム等の感想、その他書きたいことを書くことにしています

「正倉院の世界 皇室がまもり伝えた美」「文化財よ、永遠に」「人、神、自然」/東京国立博物館/2019.11

2019年11月某日、トーハクで開催されていた3つの企画を観に行きました。これだけでもお腹いっぱいなのに、この日私は科博のミイラ展にも行っています。元気ですねこの時の自分。

正倉院の世界 皇室がまもり伝えた美

f:id:kishiro100master:20210410190734j:plain

天皇陛下の御即位を記念し、正倉院宝物を中心とした飛鳥・奈良時代の国際色豊かな造形文化に焦点を当てた特別展を開催します。本展は、正倉院宝物と法隆寺献納宝物という日本を代表する文化財が一堂に会する稀有な機会です。また、令和元年の本年にこそふさわしい、日本文化を世界に発信する展覧会です。皇室が守り伝えたかけがえのない日本の美、今後も受け継がれゆく悠久の美をご覧いただきます。(公式サイトより)

非常に混んでいた記憶があります。トーハクの特別展は基本混んでいる印象ですがここまでとは。でもわかります、正倉院のお宝見たいもの。

自分が持っている知識が足りな過ぎて残念な気持ちになった記憶も今よみがえってきました。正倉院の存在は知っていましたがそれが何であるのか、ほとんど知らなかったように思います。

f:id:kishiro100master:20210410190737j:plain

1260年以上の長きに渡り宝物を伝えてきた正倉院。漆芸品や染織品など、脆弱(ぜいじゃく)な素材で作られた作品が現代に伝えられているのは、決して偶然のなせる技ではありません。(公式サイトより) 

展覧会の最後は、多数の貴重な宝物はどうやって守られてきたかというようなテーマになっていました。とても興味深い内容でした。

たくさんの人の手により古来から修復等を重ね大切に守られてきた宝物が眠る正倉院。奇跡的に戦火を逃れ今日まで存在してきた正倉院、そしてその正倉院と非常に縁の深い森鴎外の和歌を最後に持ってくる展覧会の構成、粋ですね。

東京国立博物館 - 展示 日本の考古・特別展(平成館) 御即位記念特別展「正倉院の世界―皇室がまもり伝えた美―」 (tnm.jp)

文化財よ、永遠に

f:id:kishiro100master:20210410190743j:plain

「修復」に焦点をあてた特別企画も同時に見てきました。正倉院の世界、を鑑賞したあとに見たのでかなり味わい深いというか、深く色々なことを考えることができたような気がしました。

昔から今に残る宝物はただ保管しておけばいいのではなく、人の手によって守られながら今に至っているんだなと実感しました。昔のものが目の前に存在している奇跡に感動しつつ、どうして昔の貴重な物を後世に残していく必要があるのか、そんなことも考えさせられました。

東京国立博物館 - 展示 日本美術(本館) 住友財団修復助成30年記念 特別企画「文化財よ、永遠に」 (tnm.jp)

人、神、自然-ザ・アール・サーニ・コレクションの名品が語る古代世界-

f:id:kishiro100master:20210410190746j:plain

本展覧会は、カタール国の王族であるシェイク・ハマド・ビン・アブドラ・アール・サーニ殿下が収集されたザ・アール・サーニ・コレクションの中から、世界各地の古代文化が生み出した工芸品117件を厳選してご紹介します。「人」「神」「自然」の3つの展示テーマに沿って古代世界を巡ってみましょう。(公式サイトより) 

そして最後にこちら。ここまでは日本の宝物についてでしたが、こちらは世界の宝物。展覧会は名前のとおり「人」「神」「自然」の3章で構成されており、当時の人たちが人間や神や自然をどのように捉えていたか工芸品を通じて探るという面白いものでした。

国や地域を問わず、人が造り出した昔の物に惹かれるのは何故か。そこに物語や人の思いがあるからなのかも、と思いました。

東京国立博物館 - 展示 アジアギャラリー(東洋館) 特別展「人、神、自然-ザ・アール・サーニ・コレクションの名品が語る古代世界-」 (tnm.jp)

余談

f:id:kishiro100master:20210410190752j:plain

トーハクの特別展、ここで言う正倉院~がそうなのですが、これのチケットを購入すればほかの小さめの企画展(今回は文化財~人、神~)は無料で鑑賞できます。

ということは特別展のチケットを買ってしまえばその他もろもろ見放題!非常に広い敷地を持つ博物館、特別展だけ行って帰ってしまうのはもったいない!と思います。この時も混んでいたのは正倉院~だけでちょっと寂しかったです。

同日に科博にも行っている人間が何を…という話ではありますが、トーハクに行く時は丸一日かける意気込みでOKだと思います。せっかくなので貴重な展示品を堪能したいですね。

------------------------

博物館関連の感想まとめは【こちら】からどうぞ

にほんブログ村 その他趣味ブログ 多趣味へ
ランキング参加中です。気が向いたらクリックお願いします。