ポンペイ展に併せてもうひとつの特別展を観賞してきました。さらに、本館でやっているお正月記念企画、昨年からやっていたけれどタイミングを逃し続けてやっと行けた特別企画にも行きました。いろんな文化を浴びてとても良い日になりました。
体感! 日本の伝統芸能
ユネスコ無形文化遺産一覧に登録された日本の伝統芸能(歌舞伎、文楽、能楽、雅楽、組踊)を一堂に集め、それぞれの芸能が持つ固有の美とそれを支える「わざ」を紹介します。(公式サイトより)
まずはこちらです。トーハクは敷地内にたくさん建物があり、いつ行ってもいろんなところでいろんな企画をやっています。トーハク自体は何度か行っていますがこの「表慶館」には初めて行きました!
ここも建物そのものがいい感じというアレじゃないですか!天井や階段の写真をたくさん撮ってしまいましたよ!
というのはいいとして、この特別展は2020年に開催予定だったものが延期になり今開催されています。東京オリンピックに合わせて日本の文化を紹介する意図があったものと思われます…そう考えると少し残念ですがこうして今開催してくれて嬉しいです。全体的に大がかりでボリュームも見ごたえもあり良い展覧会でした!
5章からなる展覧会構成で「歌舞伎」「文楽」「能楽」「雅楽」「組踊」がそれぞれ紹介されています。広く浅くという感じだったので元々知っている人からすれば物足りないかもしれませんが、私のようにほぼなんの知識もない人間にとってはわかりやすくてありがたかったです。舞台を模した展示は裏から観ることができるようになっているところもあって、この角度からこれを見るのは珍しい!こっち入ってもいいの!?というようなアドベンチャー感があって子供の心を思い出しました。
いつか一度は観てみたいと10年くらい前から思っている気がする人形浄瑠璃。人形に着せる衣装、持たせる小道具、そして人形そのもの、いろんな展示があって魅力的なエリアでした。
楽器には反応してしまいます。雛人形で見たことがある楽器たちですね。
会場では5章すべてで実際の舞台映像が流れていたので見入ってしまいましたが、ムービーではわからない細部のこだわりや美を、この目でいつか見てみたいです。
東京国立博物館 - 展示 表慶館 ユネスコ無形文化遺産 特別展「体感! 日本の伝統芸能―歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界―」 (tnm.jp)
博物館に初もうで
「博物館に初もうで」は今年で19年目を迎え、毎年大好評をいただいている企画です。2022年の干支は「寅(トラ)」です。干支をテーマにした作品の特集や当館の新春の目玉である、国宝「松林図屛風」(長谷川等伯筆)をはじめ、本館の各展示室では新年の訪れを祝して吉祥作品や名品の数々をご覧いただけます。(公式サイト)
2022年は寅年!ということで虎に関係する様々なものが展示されていました。虎は日本でも古くから馴染みのある動物ですよね。古典にも出てきているような気がします。公式サイトにも書いてありますが「松林図屛風」も見てきました。繊細に見えるのにものすごい存在感を放っているというギャップの美を感じました。
東京国立博物館 - 催し物 イベント 博物館に初もうで (tnm.jp)
イスラーム王朝とムスリムの世界
このたびイスラーム関連の豊富なコレクションを有するマレーシア・イスラーム美術館の全面協力を得ることで、特定の国家や地域によらない、世界規模のイスラーム美術の展示が実現しました。(公式サイトより)
この企画展もずっと行きたいと思っていたので終わる前に行くことができて良かったです。世界各国のイスラーム文化とそれに関わる美術品や工芸品を観ることができます。同じイスラームといっても地域によって結構違うんだなぁということがわかりました。
写真上の武器の美しさ!!こういうデザイン好きです。日本刀の凛とした美しさとはまた違う豪華な美しさを感じました。マレーシア・イスラーム美術館…行ってみたいですが一生行くことはない場所のような気もするので私にとってこのような展覧会は本当に貴重な機会です。
東京国立博物館 - 展示 アジアギャラリー(東洋館) マレーシア・イスラーム美術館精選 特別企画 「イスラーム王朝とムスリムの世界」 (tnm.jp)
特別展「古代メキシコ ―マヤ、アステカ、テオティワカン」
国宝 東京国立博物館のすべて
特別展「ポンペイ」
国宝 鳥獣戯画のすべて
「正倉院の世界 皇室がまもり伝えた美」「文化財よ、永遠に」「人、神、自然」
名作誕生-つながる日本美術
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