ユキシロ日記

博物館、美術館、音楽、ゲーム等の感想、その他書きたいことを書くことにしています

音楽を聴く者として大事にしたいこと

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tjさんのnoteを読んで

普段からピアノ演奏動画や配信をこそこそと聴かせてもらっているtjさんが「表現者として大事にしたいこと」なんて興味深すぎるタイトルのnoteを書いたとあらば読まない選択肢はありません。

ということで読んだのですが、私も色々書きたくなってしまったのでこれを書いています。前回の時も思いましたが本当に良い文章をお書きになる…。

まず、音楽活動の話が主軸であることはわかっているのにカレー屋さんの話として進んでいく展開が凄い。良い音楽とは何かという問い、良い料理とは何かという問い、これらはどちらも受け取る側が決めるものという共通点があるのですが、そこをうまく使って話が進んでいくところが面白い。

そしてもうひとつ良いなと思うところがあって、ここで出てくる「男」と「店主」という2人の人物、どっちもtjさんか…?と思わせてくるようなこの不思議な感覚。「男」はtjさん本人のように感じますが、tjさんがこの読み物で伝えたい大事な部分は「店主」が話していることのように思います。

さらに。フィクションかノンフィクションかわからない曖昧な雰囲気もすごく好きです。リアリティのある内容なのにどこか作り話のようなフワフワ感がある。tjさん自身の考えがはっきり書かれている割に全体的にマイルドに感じるのは、このフワフワ効果だと思いました。

ピアノ演奏だけでなく文章までマイルドでスッと入りこんでくるとは…やはり癒しの波動使いなんだろうなと。文中に出てくる美味しいカレーは適度な辛さなんだろうなと想像できます。きっとマイルドなカレーです。

そんなにごちゃごちゃ考えて書いてないですと言われればそこで終わりですが、このnoteを読んで私はこれくらい色んなことを書きたくなりました。そう思わせる何かが確かにありました。

音楽の良さは数字で語れない

昨年10月、音楽と数字とYouTubeというタイトルでその時思っていたことを書いたものがあります。久しぶりに読み返してみましたが、あの時書いた自分の気持ちは今もそれほど変わっていませんでした。

YouTubeにはお世話になっていますが、再生数や登録者数がすべてであるかのようなシステム(?)は好きになれません。再生数・コメント数・高評価数などの数字として可視化されている要素は、特に音楽という分野において親和性は低いと感じています。

音楽の良さは数字で評価するものではないと私は思います。

この考えは今も昔も変わりません。しかし数字で評価されがちなのがYouTubeを含むインターネットの世界。非常にモヤモヤしますが、これから先もインターネットと音楽は切り離せない関係であることは言うまでもありません。

だとすると、音楽の良さは誰が決めるのか。良い音楽とは何か。

難しいですが聴く者それぞれが個々で決めるものなのだと思います。再生数数百万の音楽動画が自分の好みとは限りません。逆のパターンもあります。

再生数〇〇人おめでとう!という流れをよく見ますが、正直何がどうおめでたいのかわかっていません。再生数〇〇人を超えたからって何なんだろう…と思っています。多くの人の耳に音楽を届けられればそれでいいのでしょうか。再生数なんてクリックしただけで中身を見ていなくてもカウントされると思うのですが、それがたくさん集まったことの何がおめでとうなのか…。数字というものは表面的な要素でしかなく、音楽においてそのような要素を集めることの良さが、やっぱり私にはわかりません。

数字に気を取られているのは表現者ではなく聴き手の方かも…と思うこともあります(聴き手が必死に再生数を伸ばそうと宣伝を頑張る、自分の推し音楽家を人気にしたくてたまらない…みたいな)。

とても長くなりそうなので一旦クールダウンしつつ次へ。

聴き手として

私は音楽に関しては100%聴き手です。昔ピアノを習っていたり吹奏楽部だったりしたことがあるので演奏する側だったこともありますが、今は全く何もやっていません。

インターネットという海に散らばる膨大な数の音楽を、聴き手としてどうやって選んでいるんだろうと、ふと疑問に思いました。もっと言うと、それらの中から自分が好きだと思う音楽はどんなものなのか、何か法則性のようなものがあるのかどうか…。

これも一生をかけて考えてもいいくらいのテーマだと思うのですが、tjさんのnoteを読んで思ったことがひとつあります。

聴き手としても自分の好きな音を追求することを忘れずにいたいなと。

表現者ではない自分にも好みの音があります。好みの演奏があります。それらは他の人と全く同じということは多分なく、自分だけのものです。

私は聴き手として、世間で人気になっている音楽だけ聴いて満足するような音楽好きにはなりたくないな…と思いました。人気曲ももちろん聴きますが、それだけでは自分の好きな音楽がなんだかわからなくなってしまうような気がします。自分の好きな音楽を見失いたくありません。

また、自分が応援している人の音楽だからといって全て自分の好みにピッタリ合うとは限らないと思っています。そんな時、私はこの人の音楽が好きなんだと無理やり自己暗示をかけて好きだ素晴らしいと言うのもちょっと違うような気がしています。音楽を聴く時の軸が自分ではなく相手になってしまっている。それで良い人は良いですが、私はそういう音楽の聴き方はあまりしたくないです。

最後に

tjさんのオリジナル曲は無題18が好きです。配信でそんなにリクエストが来ていなくても(偏見かもしれません)私は無題18が好きと言い続けます。それが私の好きな音楽だからです。

【雑記35】安眠導入ピアノ、癒しのヒーリングピアニストtjさんについて

tjさんの音楽については↑で書いているので良かったらどうぞ。無題18、好き。

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雑記(音楽)のまとめは【こちら】からどうぞ

コンサートや配信イベントの感想を書いているまとめは【こちら】からどうぞ

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