ユキシロ日記

ゲームのプレイ日記をメインに、博物館、美術館、音楽など。雑多な趣味ブログです。

名品展 国宝「紅白梅図屏風」/MOA美術館/2024.02

熱海に行ってきました!!!目的は初めて行くMOA美術館!

そこで紅白梅図屏風を観ること!!!!

国宝「紅白梅図屏風」は、江戸中期の絵師・尾形光琳の最高傑作と高く評されています。本作品は二曲一双の金地を背景に白梅と紅梅を対峙させ、図案化した梅花や水流を配し装飾的な画面をつくりあげています。

本展では、「紅白梅図屏風」をはじめ京焼の大成者・野々村仁清作「色絵藤花文茶壺」、三大手鑑の一つとして著名な手鑑「翰墨城」の国宝3件の同時公開に加え、コレクションの各ジャンルを代表する名品を精選して展観します。梅花咲き誇る2月、隣接する瑞雲郷梅園とともにぜひご鑑賞ください。(公式サイトより)

紅白梅図屏風と色々

貴重な作品がたくさん展示されていましたが、中でも3つの国宝は展覧会の目玉になっています。

展示の順序を無視しますがまずはこちら「色絵藤花文茶壺」(野々村仁清作)。美しい。どの向きからも観賞できるようになっていて前から後ろから横からがっつり観てきました。どこから観ても美しい。形が良いですよね…色合いも好き…藤の花が綺麗。

こちらは「翰墨城(かんぼくじょう)」。何故か作品の写真がなかったので説明パネルを…。三大手鑑(てかがみ)として名高いとのことです。あまりにも無知だったので後から調べましたが、手鑑とは筆跡のアルバムだと書かれた説明を見つけました。いろんな人の筆跡を集めてまとめたもの…と考えて良いのかもしれません。

こういったものを鑑賞することが流行った時代がかつてあったそうで、風流だなぁと思いました。なんというか…現代のように急いでないというか、物事の楽しみ方が良いな…と思いました。

そしてお目当ての「紅白梅図屏風」(尾形光琳)。年々屏風が好きになっている私ですが、紅白梅図屏風は一度自分の目で本物を観たい!!とずっと思っていました。念願かなって嬉しいです。やっぱり屏風は目の前で観るのが最高ですね!印刷物とはあまりにも迫力と存在感が違います。

同じ国宝という括りでいうと「松林図屏風」「燕子花図屏風」を昨年観ました。どれも素晴らしい作品ですが共通してバランス感覚が凄いなと思います。屏風はジグザク状態で置かれるのがデフォルト。それを計算しているのかいないのか遠近感?だったり凹凸だったり、ほかの芸術品にはない何とも言えない味があるような気がしています。好きです。

中央の川も存在感がありますが両端の梅の木がまた凄い。その部分をあえて切り取って描きますか!?という感じ。枝先は折れそうと思うくらい繊細に描かれていますが全体を観ると強さも感じるんですよね。水紋の表現も凄い…。観ることができて本当に良かったです。

ところで、以前この美術館の展示ガラスがSNSで話題になっていたようです。展示室には鑑賞時におでこや鼻をぶつけないように気を付けてと注意書きがあるほど透明度が凄いガラスが使われています。

いくらなんでもガラスにおでこぶつけるなんてことないでしょ~と思っていた私ですが、翰墨城を観ている時にしっかりぶつけました(すみませんガラス汚して…)。本当に見えないんです…ガラス…びっくりするくらい。上の紅白梅図屏風もそうですが写真だとガラスがあるように見えないですよね。目の前にあってもガラスがあることを忘れるほどなんです。

初めてのMOA美術館

MOA美術館はとても広い敷地を持っていて、敷地内で梅の花を観賞することができます。が、まだちょっと早かったみたいですね…ほぼ蕾でした。毎年梅の花が咲く2月に合わせて紅白梅図屏風も公開されているとのことなので、時期を合わせられたらもっと素晴らしい体験になっただろうなと思います。と言いつつ、梅の枝の曲がり方を興味深く観察できたのでそれはそれで良かったです。

こちらは敷地内にある「光琳屋敷」。尾形光琳の終の棲家が再現されていて、さらっと中を見て回ることができます。良い家に住んでますね光琳…!さすが成功者。

ほかにも見るところはたくさん。美術館そのものの建物もとても大きく外にも作品があります。残念ながら竹林には行けませんでしたが、庭のある美術館って良いですよね。

熱海の景色を堪能。

敷地内にある蕎麦屋さん「そばの坊」でお昼を食べました。そば三昧というメニューを注文。選択制でとろろ汁、くるみ汁、小天をチョイス!まず蕎麦の麺が美味しかったのですが、人生初くるみ汁が美味しすぎて衝撃でした(長野県の蕎麦の名物だとか)。今後蕎麦を食べる時は必ずこれが良いと思うくらい好きな味でした。ご馳走様でした。幸せ。

https://www.moaart.or.jp/

おまけ

ほか、熱海駅周辺で食べたものの記録はこちら↓

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