物心ついた頃から音楽が好きで、小さい頃自らやりたいと言った唯一の習い事はピアノでした。そうして小学校の6年間でピアノを習い、その後中学校で吹奏楽部に入りクラリネットという楽器に出会い、高校卒業までの6年間、吹奏楽部で音楽漬けの日々を送りました。大学入学後はプレイヤーではなくなりましたが、それでも音楽を聴くのはずっと大好きでした。
それがここ数年(と言っても2年くらい)の間は、音楽を聴いても何も感じなくなったり雑音に聞こえたり、時には聴きたくないと思うようなことが何度かありました。こんな感覚になることはこれまでほとんどなかった気がします。毎日何かしらの音楽を聴いていた自分が聴きたくないと思うようになるなんて…。
おそらく音楽とは関係ないところで疲れていたりメンタルがやられていたり、そういうことがいくつか重なってそうなっていたのだと思いますが、一時期は本当に変な感じで、自分そんなに音楽好きじゃなかったのかも…なんて考えたこともありました。そんなはずないのに。
最近は中学生くらいの時からちまちまと収集してきた音楽を一人静かに聴いていることが多いです。カセットテープから始まり、MDを大量に購入して好きな音楽を片っ端から入れていたこともありました。初めてiPodを手に入れた時の音楽を外に持ち歩けるんだ!という感動は今でも忘れらません。カセットテープとMDに入れていた曲をiPodに移す作業を、かなりの日数かけてやったことも懐かしいです(すべて聴きながらでないと移せなかったのです)。
その頃から集めてきたたくさんの曲を、またじっくりと聴いています。現在はウォークマンを使って聴いていますが、古いものだとそれこそ20年前くらいにカセットテープで聴いていた曲もあります。すべて自分で選んできたものなので好きな曲しかありません。その時の気分によって聴きたい曲は違いますが、それでもやっぱり全部好きです。
今の私が聴きたい音楽は、過去の自分が好きになった曲なのかもしれません。最近はネットでの音楽配信をあまり聴いていませんが、今は向こうから与えられるものより自分で選んだもの、そういう音楽を聴きたい時なんだと思います。
趣味の音楽とは、聞かされるものではなく自分から聴きに行くものなのかな、なんてことを考えています。これからも新しい音楽に出会いたい気持ちはありますが、昔好きだった音楽も大切にしていきたいなと思いました。
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