ユキシロ日記

ゲームのプレイ日記をメインに、博物館、美術館、音楽など。雑多な趣味ブログです。

デイヴィッド・ホックニー展/東京都現代美術館/2023.07

現代で最も革新的な画家のひとりデイヴィッド・ホックニー(1937年、イギリス生まれ)の日本では27年ぶりとなる大規模な個展です。

ホックニーは60年以上にわたり、絵画、ドローイング、版画、写真、舞台芸術といった分野で多彩な作品を発表し続けてきました。本展は、イギリス各地とロサンゼルスで制作された多数の代表作に加えて、近年の風景画の傑作〈春の到来〉シリーズやCOVID-19によるロックダウン中にiPadで描かれた全長90メートルにもおよぶ新作まで120点余の作品によって、ホックニーの世界を体感できる機会となるでしょう。(公式サイトより)

デイヴィッド・ホックニーとの出会い

芸術作品を観たり美術館に行ったりするのはとても好きですが、その割に作家のことは全然知らない…。そんな私はデイヴィッド・ホックニーについても全く知りませんでした。もしかしたらどこかで作品を目にしたことがあったかもしれませんが、それもかもしれない…という曖昧すぎる記憶です。

27年ぶりの大規模な個展、しかも今回の個展は比較的新しい作品が多く来ているということで、ずっと前から楽しみにしていた方も多いと思います。正直に書くと、私は同じ日に開催スタートしたもうひとつの企画展「あ、共感とかじゃなくて。」の方が気になっていて、そちらを調べている時に同じ場所でやってるならこれも行こう!(チケットのセット割引があります)となったのが、このデイヴィッド・ホックニー展でした。失礼な言い方をすれば、ついでだった、ということです。

(デイヴィッド・ホックニー 「春の到来 イースト・ヨークシャー、ウォルドゲート」 ポンピドゥー・センター所蔵)

しかし!本当に行って良かった!!!とても良い展覧会でした!!!!

漲る

初期から近年の作品が並ぶ会場は広々としていて、その空間に大きな大きなホックニーの作品がどーーーーん!!!!!!と展示してあります。すごく好きな空間でした。

撮影可だった後半のエリアに比較的新しい作品があったのですが、どれもこれも色が鮮やかでパワーが溢れていて、観ていると力が漲ってくるような感じがしました。

(デイヴィッド・ホックニー 「春の到来 イースト・ヨークシャー、ウォルドゲート」 デイヴィッド・ホックニー財団所蔵)

ホックニーの自然の描き方、特に木の描き方がとても好きです。生きている感じがします。また、多くの作品はサイズがでかいので、圧倒されるような感覚にもなりました。大きな絵画って良いですよね。

(デイヴィッド・ホックニー 「ノルマンディーの12か月」 作家所蔵)

この写真は「ノルマンディーの12か月」というタイトルの作品の一部です。全長90メートルあるこの作品は、コロナ禍によるロックダウン中に自然を見つめながらiPadで描いた作品とのこと。ボリュームも鑑賞者の満足度も凄い作品だと思いますが、どこを見ても自然って良いな…と思えるような、そんな作品でした。

展覧会自体は素晴らしく、行って良かった!と心から思ったのですが、ひとつだけ。準備する時間がなかったのかそもそも用意する予定が最初からなかったのかはわかりませんが、大抵の展覧会にはほぼ必ずある出品目録がなかったことだけが少し残念でした…。作品リスト…欲しかった…。私は記憶力がしょぼいので、後から作品名もろもろを思い出すのが難しいんですよね…(この感想文は別のアート系サイト等を見ながら書きました)。今後の企画展では是非、出品目録をお願いします…!

ちなみに…。同じ日に行った「あ、共感とかじゃなくて。」の感想も書きました↓

「あ、共感とかじゃなくて。」/東京都現代美術館/2023.07

おまけ

東京都現代美術館の館内にあるレストラン「100本のスプーン」に初めて行きました!!ずっと前から気になってたんですここ!!

季節のパスタ。夏はとうもろこしですよね!!!好き!!!つくねまで付いている!

そしてこちら。全く予定になかったのですが写真を見て一目ぼれしてしまったので注文。ホックニー展をイメージした特別メニュー「パフェ ノルマンディーの光」です!!見た目も味も爽やかで夏にピッタリな素敵パフェでした!最高に気分が良くなったのでたまには贅沢も良いな…!と思いました。

デイヴィッド・ホックニー展 | 展覧会 | 東京都現代美術館

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