ユキシロ日記

ゲームのプレイ日記をメインに、博物館、美術館、音楽など。雑多な趣味ブログです。

わたしのからだは心になる?展、TOKYO FORWARD TOKYO2020レガシー展/SusHi Tech Square/2023.09

わたしのからだは心になる?展

テクノロジーの進展とともに、私たちの身体感覚はどのように変化してきたのでしょうか?

本展覧会では、アートとテクノロジーを駆使して、現代における「身体」のありようを鋭く問いかける作品群が集結。ここでは、自分固有のものだと思っていた体が、まったく異なるカタチや感覚になる体験をしたり、社会のなかの身体の存在を考えたりする機会をお届けします。気鋭のアーティスト・研究者たちが問いかける「身体」について、一緒に考え、感じてみませんか?(公式サイトより)

展覧会の情報サイトをチェックしている時に見つけた展覧会です。タイトルに惹かれたのと、自分が好きそうなテーマだと思ったので行ってきました。と言いつつ…行ったのは数週間前で、感想をまとめるのが非常に難しく(詳しい部分は後述します)先延ばしにしていたら時が経っていました。

アートとテクノロジーを通して「心」と「体」を考える。そんな感じの展覧会で、広い会場はいくつかのブースに分かれていて、それぞれ「わたしのからだは〇〇になる」という言葉が掲げられています。〇〇の中に入る文字は様々、どれも興味深いテーマで面白かったです。

日本科学未来館が1年前にやっていた展覧会と近い雰囲気だと思いましたが、こちらは入場料無料で規模を考えてもこちらの方が全体的にさっぱりしていて、テーマも観賞者に何かを考えさせようとする展覧会側の意思も弱めだと私は感じました。

きみとロボット ニンゲンッテ、ナンダ?/日本科学未来館/2022.05

そんな中、私が一番興味を持ったブースは「わたしのからだは誰かになる」と書かれたブースで「Uber Existence(存在代行)」というサービスについて紹介されていました。依頼主(ユーザー)の依頼通りにアクターと呼ばれる人が行動するサービス。あなたなら時給いくらでどのくらいの範囲の代行ならアクターをやりたいと思いますか?その時あなたのからだは誰のもの…?というような問いが投げかけられています。

今のところ、これでお金を稼げるアクターはともかく、依頼する側のメリットが全然わからないのでサービスとして成り立つのかは疑問ですが、このサービスが現実のものになる日は近いかもしれませんね。お金出すから私の代わりにこれやってきてよ、みたいな。あ、でも既に〇〇の地域限定グッズを代わりに買ってきます、みたいなことをやっている人はいますよね。もうあるのかこのサービス。

さっぱりしているけど面白い展覧会だったと思いますが、ひとつだけ気になったことがありまして…。私が行った日と時間帯のせいだと思いますが本当に人がいなくてスカスカで、だからかもしれませんが会場の案内役?の人が向こうから積極的に話しかけてきてくれまして…。人によるとは思いますが静かに展示物を観たい私のようなタイプの人間はあの雰囲気はちょっとしんどいかもしれません。

会場の場所と観賞料(無料です)を考えても、前を通りがかって気になったから入ってみました、みたいな一人客も多いのではないかと思います。こういう場所に一人で行くような人間はあまり話しかけられるのは好きではないかも…と思ったり思わなかったり…。

TOKYO FORWARD TOKYO2020レガシー展

もうひとつ。同じ会場でやっている企画です。こちらは東京オリンピック2020で使用された様々な小道具が展示されていたり、オリンピックの軌跡を見たりスポーツを体験してみたり、という感じの場所です。こっちはこっちで人がいなかったのでほぼ貸し切り状態で楽しませてもらいました。

楽しんでおいて申し訳ないと思いつつ正直に書くと、私はオリンピック(というよりスポーツ全般)に興味がないのですが、そんな私でも「へ~」と思う展示がたくさんあって面白かったです。聖火ランナーが実際に持った(!!!)トーチを持たせてもらいました。こんなに持ちにくいものを持って走るんだ…すごいな…!と思いました。このほかにも触れるものがたくさんあったのでそれだけでもワクワクできると思います。

メダルって大きいんですね!

SusHi Tech Tokyoについて思ったこと

ここから先を書こうか迷ったのがこの企画展の感想を投稿するのが遅くなった理由だと自分では思っています。が、これはこれで個人の感想ということで、残しておこうと思います!

(↑会場の外観(夜))

まず、この会場「SusHi Tech Square」という場所なのですが、オープンしてまだ1か月くらいの施設です。東京都がやっている「SusHi Tech Tokyo」という取り組みの一環で生まれた施設なのだそうです。(かつて無印良品だった場所です。懐かしいです)

(↑多分ここがメインのサイト) 

「SusHi Tech Tokyo」というのはコンセプトの名前で、「Sustainable High City Tech Tokyo」の略だそうです。世界が抱えるたくさんの課題に対して、持続可能な新しい価値を生み出す、そして東京都から様々なことを発信していこう!というような感じだと思います。

もうこの時点でよくわからないと言うか、付いていけなくなる感覚がありますが、極めつけというか…一番改善した方がいいと思うことが「サイトがわかりにくすぎる」という点…。上に貼ってみましたが、このサイトが公式なのかどうかもわかってませんよ私…。ネットで検索すると似たようなページが色々出てくるんですよ。おそらくどれも公式だろうと思いますが、まとめてくれ…と思います。

(↑このページは2024年のイベント紹介用?)

中身も横文字だらけで結局何が目的なのか、言いたいことがなんであるのかわかりにくい。2024年にこのコンセプトの元、たくさんのイベントが開催されるようですが、それらもそれぞれが独立したページ?を持っていて、とにかくわかりにくい。

私自身このわかりにくさについて上手くまとめることができていない自覚があって歯がゆいですが、本当にわかりにくいと思います。

これは完全な想像でしかないですが、ウェブサイト専門コンサルタント的な外部の人間に言われるがまま作ったお洒落サイトがこれなのではないかと思っています。最先端の雰囲気を出そうとしていることはなんとなくわかるので…。

私はいろんな展覧会やイベントの公式サイトを見ますが、ここまでよくわからないのは初めてかもしれません…。ダサくても古臭くてもいいのでわかりやすくしてほしいです…とりあえずひとつのサイトにすべてをまとめた方が良いと思います。

SusHi Tech Squareについてはオープンしたばかりの施設なので今後どのようなイベントを行うのか注目していきたいと思います。

 

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