
おじフェス、開幕!!!!!
浮世絵の風景画などの片隅には、しばしば味わい深い人物―“おじさん”たちが描かれています。楽しそうに旅をしたり、仕事に励んだり、グルメに舌鼓を打ったり。彼らは決して絵の脇役にとどまらず、見れば見るほど個性豊かで、愛嬌にあふれています。
本展では、前後期あわせて150点を超える作品を通して、浮世絵に描かれた多彩なおじさんたちを紹介。歌川広重をはじめとした作風も時代も異なる絵師たちの作品が一堂に会する、まさに〈おじさんフェスティバル〉です。(公式サイトより)
ということで、おじさんフェスティバルです。展覧会名の吸引力が凄すぎて行かざるを得ませんでした。
浮世絵の中で描かれたありとあらゆる多種多様な「おじさん」にスポットが当てられた楽しい企画で、まさにおじさんフェスティバルでした。
すごく小さく描かれたおじさんにも注目していて、あまりにも小さいのでわざわざ拡大したおじさんパネルを用意していたり、この浮世絵はおじさん完全に脇役だよな…と思うようなおじさんにも目を向けてみたり…。新鮮(複雑)な気持ちで浮世絵を鑑賞することができました。みんなおじさんを見つめていました。
いろんな絵師による「おじさん」がいましたが、歌川広重のおじさんが一番ユーモラスというか、良い意味で描き方がざっくりしていて現代で言うゆるキャラのような表情をしているかも…と思いました。ゆるおじ。脱力おじ。
公式サイトには「推しおじ」を探してみてください、とあります。私は…やはり広重おじでしょうか。…なんだ推しおじって。
会場内は適度な混雑でしたが中には海外観光客と思しき人も多くいて、海外の人にとって「おじさん」とこの展覧会はどう映るんだろう、という興味が沸きました。英語での解説もあって、おじさんのことはmiddle age menと書かれていて笑いました。確かにそうだけれども。
この美術館は浮世絵専門なのでいつも一枚の浮世絵を徹底的に細かく見せてくれて楽しいですね。浮世絵って本当に細かくて繊細に描かれていて、目を凝らせば凝らすほどいろんな情景が見えてくるものなんだろうと思います。
私にとってこれが2026年初美術館となりましたが、良いスタートを切ることができました!
浮世絵おじさんフェスティバル | 太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art
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