箱根ガラスの森美術館は、緑豊かな箱根仙石原にあるヴェネチアン・グラス専門の美術館です。
大涌谷を望む庭園では、四季の花々と陽光に輝くクリスタルガラスの競演があなたをお待ちしております。美術鑑賞の後は、ミュージアム・ショップやカフェ・レストランで優雅なひとときをお楽しみください。(公式サイトより)
ずっと行ってみたいと思っていたガラスの森美術館!遂に行ってきました!!
ガラスの森美術館
箱根ガラスの森美術館は美術館と名乗っている施設ですが、敷地内はこのように庭のような感じになっています。
この写真は入ってすぐのところから撮ったものです。ガラスを扱う美術館がある、くらいの知識しかない状態で行ったというのもあり、ここに立った瞬間、目の前に広がる景色が想像以上に素晴らしくて大興奮でした。こんなところだったのか!って。
少し下に下りてきました。たくさんのクリスタルガラスからなる「光の回廊」と名付けられたアーチが本当に綺麗でした。常にキラキラと色が変わるガラスは眩しいくらいの綺麗さで、写真だと全然お伝えできていないのが残念です…。
アーチの後ろに見えている建物の中が美術館になっています。
中はこんな感じ。美しい建物に美しいガラス…素晴らしい場所でした。
ヴェネチアン・グラスの歴史は古代ローマ帝国時代まで遡るそうで、ガラス工房の出現、ガラス産業の発展と衰退、今日に至るまで、現在開催中の企画と合わせて観ることができました。
(凄すぎてどういう技術なのか私にはよくわからなかったレースグラス)
特に、すごくざっくりとした書き方になりますが「技術が外に出ることを恐れて限られた場所でしか作れないようにしたことで時代の流れに飲み込まれて衰退。新たなことに挑戦し技術を外に出すようにしたことで復活。」という流れは、伝統工芸がたくさんある日本とも色々な共通点がある気がして興味深かったです。
(レースグラスの製造過程再現。どの工程を見ても凄い)
やっぱり自分たちの中だけで囲って…というやり方は衰退してしまうものなんですね…。ヴェネチアン・グラスも外を向き始めたことでその素晴らしさが再発見されて~という流れがあったとのことで、伝統を守りつつ時代に付いていくことの大切さを感じました。
別館はガラスを使用した現代アートのような、そんな作品の数々が展示されていました。滑らかな曲線、透き通る透明、ガラスって本当に綺麗ですよね。
庭園散歩
美術館を堪能するだけでなく、素晴らしいお庭散歩もできるところがこの施設の良いところ!庭にもガラスのアートがあって雰囲気作りは最高です。
こちらはガラスでてきた藤の花。キラッキラしていました。
ここも敷地内です。癒しの緑。私が行った時は運よく天気も最高だったので、晴れの空の下箱根の山を見ながら緑に囲まれるという素晴らしい体験ができました。
紫陽花の時期に行けたのも良かったですね~。紅葉の時期やクリスマスの時期も何やら色々やっているそうなので、また別の季節に行ってみたいなとも思いました。
(ガラスの紫陽花も素敵でした。本物の花とガラスの花が同じ場所でキラキラしていてとても良い空間でした)
施設内はそこまで広くなく、全体を見て回っても丸一日は全然かからないと思うので、さらっと行ってみるのも良いなと思います。このこじんまりとした広さが個人的には絶妙に思えて、すごく…ちょうどいいなと感じました。
時間の関係で今回私は行けませんでしたが、庭の中にあるレストランも素敵だったし(音楽の生演奏が聞こえてきたので外でずっと聞かせていただきました)、ガラス作り体験工房もあって、観光の思い出作りにはピッタリな場所だと思いました。行けて良かったです!
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