
初報が出た時から楽しみに待っていました。東京に来てくれてありがとう!!
本展では、クレラー=ミュラー美術館が所蔵するコレクションから、《夜のカフェテラス》をはじめとする約60点の作品と、モネやルノワールなど、同時代の作品を展示。
阪神・淡路大震災から30 年の2025 年に開催する第1期では、オランダ時代からパリ時代を経てアルルに至る画業前半を紹介し、誰もが知るファン・ゴッホになるまでを辿ります。そして2027年に開催する第2期では、《アルルの跳ね橋》などが来日し、アルルから晩年までの画業後半に迫ります。ファン・ゴッホの人生とともに歩む両期をあわせると、その作品数は約100点にのぼる規模となります。(公式サイトより)
大ゴッホ展第1期 夜のカフェテラス
この大ゴッホ展という名の展覧会は2回に分けて開催されます。神戸、福島を経て今やっているのは第1期最後の開催場所、東京です。
多分…最初に情報が出てきたのは2年くらい前だったように思います。あの「夜のカフェテラス」が日本に来ると。一度観てみたいと思っていたあの作品が…!
ということで猛烈に楽しみにしていました。ゴッホを好きになって何年か経ちますが、いろんな作品をこの目で観る機会に恵まれ本当に嬉しいです。生きているうちに「夜のカフェテラス」を観られるなんて…それだけで大満足です。

(フィンセント・ファン・ゴッホ 「夜のカフェテラス(フォルム広場)」 クレラー=ミュラー美術館蔵)
ほかにもたくさんの作品が来日していましたが、やはりメインは「夜のカフェテラス」。この絵を正面から観るために、別フロアから続いている行列に約40分並びました。展覧会の会場内でこんなに並んだのは初めてです。
並んでいる間、どんどん進んでいく列を周りの絵を観ながら自分も進んでいる時は、ほかの絵をじっくり観ずにスルーして自分は何をしているんだと何とも言えない気分になりましたが、順番が来て「夜のカフェテラス」の前に立った時、それらの雑念はすべて吹っ飛んだ気がしました。
これは調子の良い勘違いなのですが、今この瞬間「夜のカフェテラス」は自分が観るためにここにあるんだ、という気持ちになりました。世界でひとつしかないゴッホが描いた作品が目の前にある。実際目の前に立って観ていたのは3秒くらいだったと思いますが、それでも凄まじい満足感でした。来て良かったと思いました。
ゴッホの描く夜はとても美しく儚げで最高に綺麗でした。知らない景色なはずなのに懐かしいような気もしました。黄色がとても輝いていました。観ることができて本当に嬉しかったです。
展覧会の価値について
大ゴッホ展、一般のチケット代は平日2800円、休日3000円です。少し前だったか、展覧会のチケット代を高く感じるかどうか、そこまでの価値があるのか、みたいな議論(?)をネットで見た気がします。
そんなものは個人の価値観や思い入れによるとしか言いようがなくて、運営側は色々大変だと思いますが、価値を見出せるなら行けばいいし、見出せないなら行かなければ良い、それだけの話なんですよね。
少なくとも私は、普段海外にある好きな画家の作品が日本で観られるとあれば、3000円程度なら全く高いとは感じません。現地(海外)に行くとすれば何倍かかるか…。
芸術は広くたくさんの人に開かれていてほしいので、値段を理由に行くことを諦める人が仮にいるのであればそれはとても悲しいですが、多分…値段に引っかかっているということはそんなに興味がないということだと思います。
たった数秒の体験にどれほどの価値を見出すか。それが全てなのではないかと。絵なんて観たって腹は膨れないし儲かりもしない、なんにもなりません。しかしどうしてこんなに満たされた気持ちになるのか。
これが一体なんなのか、自分でもよくわかっていません。いつかわかる日が来るでしょうか。大ゴッホ展第2期では私がゴッホの作品の中で一番好きな「夜のプロヴァンスの田舎道」が来るそうです。
その時自分がどういう感情を抱くのか、楽しみにしたいと思います。
おまけ

ゴッホ絡みの展覧会に限り、図録を買うと決めているので買いました。サラッとしか観ていなかったいろんな作品についてもがっつり解説してあってありがたいです。それにしても本当に綺麗ですね、夜のカフェテラス。

図録だけ買うと決めていたはずなのに気付いたらこれも買っていました。中にはお菓子が入っています。この缶、絶対に使います!
(さらにおまけ)今まで行ったゴッホ絡みの展覧会感想
Starry Knight 感想 ←ゴッホの絵の中で戦うゲームの感想です
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