ユキシロ日記

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生誕100年記念「かこさとしの科学絵本」/国立科学博物館/2026.05

緑が気持ち良い5月の上野公園。この日は天気もよく暑すぎず最高のお散歩日和でした。

そんな日に行ってきたのがこちら。

かこさとし(1926-2018)は1959年に『だむのおじさんたち』でデビューして以来、600冊を超える作品を世におくりだした絵本作家です。彼の手がけた絵本の分野は幅広く『からすのパンやさん』のような愉快な作品に加え、『かわ』をはじめとする多くの科学絵本を制作しました。

これらの作品はサイエンスコミュニケーションの先駆けともいえ、科学教育の発展を促しました。本展ではかこさとしの生誕100年を記念し、彼の主要な科学絵本を中心に科学教育への熱い信念や自然科学への飽くなき探求心を紹介します。研究者の視点でめぐる国立科学博物館ならではの科学絵本の世界をどうぞお楽しみください。(公式サイトより)

自分の中でかこさとしさんの絵本と言えば『からすのパンやさん』で、小さい頃家にあって何度も何度も読んだ記憶があります。からすたちはもちろん、細かい描写の様々なパンが可愛いんですよね。大好きな絵本です。

しかし、かこさとしさんがこんなにも多くの絵本、しかも科学絵本と呼ばれるものを残していることは初めて知りました。東京大学を卒業し工学や化学の資格も取得していたということで、絵本作家でありながら科学の分野に明るい、すごい人だったんですね。

科博で開催されているこの企画展では、彼の科学絵本の紹介はもちろん、かこさとしさんがどのような思いで科学や絵本を読む子供たちに向き合っていたのか等、生誕100年記念と題されるだけのことはある、とても充実した良い企画展でした。

(かこさとしさんが描いたヒダサンショウウオと科博のヒダサンショウウオ。かわいい。)

かこさとしさんの絵本に出てくる1ページを切り取って、そこに描かれている生き物等について科博の研究者の皆さんがコメント入れる…というような展示があったのですが、いろんな分野の専門家のコメントが集結していて、かこさとしさんの興味や知識の範囲がいかに広かったかよくわかりました。

(会場には友情出演?のカラスたちもチラホラ。企画展を応援しに来てくれたのかもしれないですね。)

亡くなるまで精力的に制作に励んでいたそうで、会場には未完の大作の展示もありました。緻密で丁寧な生き物の描写、小さな子供たちに科学を知ってもらう時の心構え、優しい眼差し、飽くなき情熱。

カラスのパンやさんの作者。というくらいしか知らなかった私ですが、かなり認識が変わりました。行って良かったです。

生誕100年記念 「かこさとしの科学絵本」 | 国立科学博物館

 

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