
モネ展と同じ場所で開催中です!同時開催です!!!とても良かったので観てほしいです!!!
タイトルの「カタリウム」とは、「語り」と、空間を表す「リウム (-arium)」でつくったことばで、展覧会は語りの場をテーマとしています。
こういう作品をと発案した人がその思いを告げるところや、思索を深める絵かきのアトリエでの独り言。あるいは、作品の仕上がり具合を目にした人々の感想など、作品を前に展開する語りに耳を傾け、その場をイメージしてみようとするものです。(公式サイトより)
アーティゾン美術館で以前開催されていた「空間と作品」という展覧会と似た雰囲気を感じました。
私たちが美術館で作品を観る時、その作品は「美術館で展示されているもの」で、それ以外はありません。しかし、その作品は最初からここにあったわけではない。作者がいて、自分が今観ているよりももずっと前に観てきた人々がいる。
作品を作品として観るだけでなく、その作品の周囲に思いを馳せる…そんな楽しみ方を再び教えてくれたような気がしました。

特に3章「一行の詩のためには...」というエリアが非常に良かったです。


(ベン・シャーン 版画集「一行の詩のためには...リルケ『マルテの手記』より」 アーティゾン美術館所蔵)
詩人ライナー・マリア・リルケの小説『マルテの手記』の一節「一行の詩のためには..」から着想を得たベン・シャーンによる版画集、です。
一言で言うと「詩にイメージ図をつけた」という感じだと思うのですが、これがすごく良くて…。元になっているリルケの現実的でどこか悲しげで深みを感じる詩も良いし、それを受けて生み出されたベン・シャーンの版画もシンプルながらどれも語りかけてくるようなものを感じてとても良かったです。
言葉、絵、鑑賞者である私たち。不思議な繋がりを感じる空間で、うまく書けませんがこのエリアの満足度がとても高くて行ったり来たりしてしまいました。(人も少なかったので…モネ展と違って…)
個人的にはモネ展よりこちらの方がアーティゾン美術館っぽさを感じた(解説の親しみやすさとか、作品を身近に感じさせる空気感とか)ので、時間がある人はモネ展だけでなく一緒にこちらも是非!観て帰ってほしいなと思いました!!!(スルーしている人もいるようだったので悲しくて…)
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