
スギやヒノキで柱を立て、ススキやヨシで屋根を葺き、イグサを編んだ畳の上で暮らす。日本では、昔から身近な植物をうまく活用して住まいを築き、自然の恵みを生かしてきました。
本展では、日本の伝統的な木造建築を支える「植物」と「匠」の技に注目し、それぞれを植物学と建築学の視点から読み解きます。さらに、それらが循環する社会の中でどのような役割を果たしてきたのか、その知恵と工夫をご紹介します。自然が育んだいのちを、人間の知恵によって繰り返し生かし続けていく―。そんな、丁寧で温かなものづくりの世界をどうぞお楽しみください。(公式サイトより)
会期後半になってしまいましたが行ってきました!行けて良かった!

科博の日本館1階にあるワンフロアで開催されている企画展です。冒頭のあいさつ文の中で「日本では、身近な植物を衣食住のすべてに役立ててきた」とあり、さらに「植物を日々の暮らしに取り入れるうえで欠かせないのが匠の知恵と技」であると。
私たちが当たり前のように享受している恩恵は、植物と匠が長年築き上げてきた信頼関係によるものなんだなと、そう思えるような良い企画展でした。

触ってみようコーナーもたくさん!テンションが上がります。木組みの技術はいつ見ても何がどうなっているかわからないくらい凄いし、ヒノキで作られた屋根を触ったのは初めてでした。硬いけれど柔らかい…しなやかで不思議な触り心地でした。

日本に古くからある寺院なども、植物と匠のコラボと言っていいのかもしれません。清水寺本堂の屋根も檜皮葺(ひわだぶき)。素晴らしい技術です。

ここで突然のタケノコ。竹についての紹介の一部です。私はそこそこの年齢になるまで竹とタケノコが同じ植物であることを知らないで生きていて、知った時に衝撃を受けたことを覚えています。
竹とタケノコの間くらいの大きさのタケノコ(すごく背が高いタケノコ…みたいな)を初めて見た時、畏怖のような感覚を覚えたこともあります。本当にタケノコが竹になるんだ…って。

初めて見た畳の中身。すっかり畳とは縁のない生活ですが、祖父母の家に畳の部屋があったのでよく転がっていました。

植物を思いのままにしようとする人間のニュースが耳に入ることも多い昨今、人間は植物と共に生きていたことを思い出したいものです。
ところで、今回の企画展を体験してなんとなく既視感があったのですが、科博で2021年にやっていたこれ↑が今回と同じく竹中大工道具館とのコラボ企画展でした。どちらも良い企画展だったので今後も定期的にやってほしいです!
国立科学博物館・竹中大工道具館共同企画展「植物×匠 めぐるいのち、つなぐ手しごと」
氷河期展 〜人類が見た4万年前の世界〜
特別展「古代DNAー日本人のきた道ー」
特別展「鳥」
特別展「昆虫 MANIAC」
大哺乳類展3
特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」
恐竜博2023
特別展「毒」
WHO ARE WE 観察と発見の生物学
化石ハンター展
特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」
植物 地球を支える仲間たち
大地のハンター展
特別展「和食」
特別展ミイラ
恐竜博2019
大哺乳類展2
日本を変えた 千の技術博
特別展 昆虫
特別展 人体 神秘への挑戦
特別展 深海~最新研究でせまる“生命”と“地球”~
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