ユキシロ日記

ゲームのプレイ日記をメインに、博物館、美術館、音楽など。雑多な趣味ブログです。

彫刻の森美術館/2025.06

 

1泊2日の箱根旅行。2日目の午前中はここに行ってきました!

富士箱根伊豆国立公園に位置する箱根。彫刻の森美術館はその自然を生かして、フジサンケイグループにより1969年に開館しました。当館の創設者であり初代館長の鹿内信隆は、「彫刻のための美術館は日本では前例がないため、彫刻の発展に寄与する」ことを目的としました。

箱根のこの地は、丘や小川、池があり、両側の山を借景とし、地平線の彼方に海が遠望できる景観を備えています。(公式サイトより)

帰ってきてから職場でお土産を配っていた時、箱根で美術館に行ってきたと言うとほとんどの人に「彫刻の森?」と聞かれました。箱根の美術館と聞いて真っ先に名前が出てくるくらいここは有名で歴史もある場所ということなんですね~。

彫刻の森美術館は野外展示がメインの美術館で、広い(でも広すぎない)敷地の中にたくさんの彫刻作品が点々と展示されています。全体マップはこんな感じ。緑いっぱいな公園の中を歩きながら作品を観ていく感じです。

そう、こんな感じ。外に彫刻作品がある場所、くらいのイメージで行ったので、まずこの景観にびっくりしました。なんていうか…私が想像する美術館の外ではなかったんです。山であり森であり自然がそこにあったんです。

(ケネス・アーミテージ 「両腕」)

ここも午前中の早い時間に着いたので、私がいる間はお客さんもまばらだったのですが、出る頃は人が増えてきたなぁと感じました。前日に行ったポーラ美術館もそうでしたが、多分ここの方が日帰りツアーなどの団体さんが多そうな雰囲気でした。

ただ、自然の中の展示空間はとても広く作品も大きいので、都内美術館でやる企画展の大混雑と比べると全く問題なく作品鑑賞できると思います。緑の中を歩いている感覚なので気持ちも晴れやか。

目玉焼きがありました。黄身が固そうで私好み。これはベンチだそうです。私が行った時もかなり暑かったですが本格的な夏になったらもっと大変そうなので休憩は大事ですね!

どこを見ても自然と彫刻作品があって、どこを切り取ってもしっくりくる感じがして、ここは敷地内すべてが展示場なんだな~としみじみ。

彫刻作品を観て抱いた感想として初めて「彫刻が嬉しそう」だと思いました。作品が気持ちよさそうに見えたんです。

(ガブリエル・ロアール 「幸せをよぶシンフォニー彫刻」)

ステンドグラスでできた壁…!綺麗…。この近くに何故か足湯のコーナーがあって、面白い施設だなと思いました。

敷地内の奥の方にあるのはピカソ館。フェルナン・レジェの「歩く花」を見ながら入り口へ向かいます。ここの館内は撮影禁止で、私が行った時は一部非公開エリアがあって少し残念でしたが、ピカソの特に晩年の作品を楽しませてもらいました。

ここも敷地内です。こんな場所にも作品があります。緑に囲まれて、やっぱり作品が嬉しそうに見えます。

ちょっと暑くて大変でしたが、歩いているだけで心が安らぐような場所でした。優劣をつけたいわけでは全くないですが、都内の美術館はない良さがあるなと感じました。芸術鑑賞欲を満たすと共に森林浴までできる、とても素敵な場所でした。行けて良かった!

箱根 彫刻の森美術館 THE HAKONE OPEN-AIR MUSEUM

 

------------------------

美術館関連の感想まとめは【こちら】からどうぞ

にほんブログ村 その他趣味ブログ 多趣味へ
ランキング参加中です。気が向いたらクリックお願いします