貝類は、多くの貝塚に示されるように先史時代から人類の生活を支えてきました。そして、現代においてもなおさまざまな形で人々の生活や文化を彩り続けています。それは無脊椎動物の1グループである貝類の生物学的な特性や多様性と関係しています。本展をきっかけに、奥深いシェル・ワールドに足を踏み入れてみませんか?(公式サイトより)
シェルワールド!!!!
(↑インパクト大なオオジャコ。あつ森でもお世話になりました)
魅惑の貝類
日本館1階の中央ホールと企画展示室が会場になっています。この感じ…なんだか見覚えがある気が…と思ったのですが、半年ほど前にやっていた科博の企画展「海生無脊椎動物の世界」に似ている気がしました。
無脊椎動物展では幅広い生き物が紹介されていました。今回の貝類展はそんな「無脊椎動物の中の一群である軟体動物の中で炭酸カルシウムの殻をもったもの」が主役!ですが中には貝殻を持たない生き物もいるのだとか!何がなんだかわからない!ワクワクしてきました!
軟体動物代表としてダイオウイカの模型が中央ホールに鎮座(?)していました。国の重要文化財である科博の日本館でも怯まず触腕を伸ばすその姿!さすがの威厳を感じます。
いろんな軟体動物。どの言葉も聞き馴染みがなく、全然知らない世界が広がっていて興奮します。
お!ちょっとわかるかもしれない貝が出てきましたよ!カキ(私はちょっと苦手)やアサリ(大好き)は人間の食生活にも関わっていますね。こんなに複雑な体の構造だったとは…!この図を見て、今まで美味しくいただいてきた貝類も生き物なんだよね…としみじみ思いました。
この写真の下段に「ホシダカラ」という名前の貝がいます。小さい頃誰かにもらったか何かでずっと自分の机の引き出しに入っていた記憶が呼び起こされました。奄美大島の貝だったんですね!名前も初めて知りました。思い出の貝!
ちょっと美術館っぽい要素もあったりして。
貝と人間の関わりも色々。食べ物としていただいているのはもちろん、道具や装飾品としても昔から貝類は人間と深く関わってきました。
その関わりは人間にとって好ましくないものも…。
こちらはイギリスの貝類学者ピーター・ダンス氏が著した「RARE SHELLS」という1969年に発行された本で、当時珍しく人気だった貝類50種が載っているそうです。
その本に載っている50種、全部ここで見られます!(興奮)。海外のいろんな施設の協力も経て実現したのだとか。激熱。
研究者もそうですが貝類マニアのような収集家が集めてきたたくさんの貝類も展示されていました。こういう人たちがいるからこそ進む研究もありますよね。
まとめのような何か
同日に行った鳥展も知らないことばかりでしたが、こちらも全然知らないことだらけで頭がぽわーっとなりました。
この企画展は「人はなぜ貝に魅せられるのか?」という問いが立てられていますが、会場を見て回って感じたのは、その多様性でした。いろんな貝がいます。色も形も大きさも色々。人を惹きつけるものがある理由はわかったような気がしました。
小さい頃は何回か連れて行ってもらったことがある潮干狩りにまた行きたくなりました。アサリが大好きなのですが、一人暮らしを始めてから殻がある状態で買ったことはないです…。久しぶりに貝に触れてみるのも良いかもしれないなと思いました。
企画展「貝類展:人はなぜ貝に魅せられるのか」:: 国立科学博物館 National Museum of Nature and Science,Tokyo
特別展「鳥」
特別展「昆虫 MANIAC」
知られざる海生無脊椎動物の世界
大哺乳類展3
特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」
恐竜博2023
特別展「毒」
WHO ARE WE 観察と発見の生物学
化石ハンター展
特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」
植物 地球を支える仲間たち
大地のハンター展
特別展「和食」
特別展ミイラ
恐竜博2019
大哺乳類展2
日本を変えた 千の技術博
特別展 昆虫
特別展 人体 神秘への挑戦
特別展 深海~最新研究でせまる“生命”と“地球”~
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