ユキシロ日記

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東山魁夷と日本の夏/山種美術館/2024.08

初めての山種美術館と企画展

祝!初山種美術館!ずっと行ってみたいと思っていたんです!恵比寿駅から徒歩10分くらいでしょうか。真っすぐな道ですが真夏なのでちょっと歩くだけで奪われていく体力…。ヘロヘロになりながら着いた美術館はオフィスビルのような外観で意外でびっくりしました。

今やっている特別展はこちら「東山魁夷と日本の夏」です。

四季を通じて自然との対話を重ね、さまざまな風景を描いた東山魁夷(1908–1999)。海山の自然から古都の町並みにいたるまで、詩情豊かに表された作品は、没後四半世紀を経た今も人々から愛されています。

このたび山種美術館では、所蔵する魁夷の作品を全点公開し、季節感にあふれた風景画をご紹介します。

さらに、浮世絵から近代・現代日本画にいたる夏をテーマにした名品や、涼しさの感じられる優品を選りすぐり、ご紹介する特別展を開催します。(公式サイトより)

名前くらいしか知らなかった東山魁夷。いや~…すごく良かったです!!!見境なくいろんな絵画が好きな私ですが、風景画は本当に良いですね~。

きっと画家の描き方の特徴なのだと思いますが、線がなく描かれている自然すべてがなんとなくふわっとしていて、落ち着いた淡い色使いがとても美しくて…難しいことを考えずにしばらく観ていたくなるような作品が多かったです。

主張強めのうるさい絵もあるじゃないですか(それはそれで好き)。ですが東山魁夷の絵はどれも静かで本当に落ち着く…。絵画ではありますが自然がそこにあるような…そんな感じがしました。

(東山魁夷 「緑潤う」 山種美術館所蔵)
連作「京洛四季」の内のひとつですが、この連作の4作品がすべて好きでした。京都の四季を描いたこれらの作品は、東山魁夷の友人であった川端康成が「今京都のこの景色を描いておいてもらわないとなくなりますよ」的なことを言ったそうで、その言葉を契機に描き始めたそうです。

風景は時代と共に移り変わるもの…。写真などもそうですが、その時そこにある風景を描き残してくれてありがとうございますという気持ちになりました。

特別展の後半は日本の夏を思わせる作品が並んでいました。夏は苦手な季節ですが、夏にしかない風流さや雰囲気は大好きです。自分が知らないはずの景色でも何故か懐かしくなる…夏は不思議な季節ですね。

【特別展】没後25年記念 東山魁夷と日本の夏 - 山種美術館

おまけ

あまりの暑さで美術館に到着する頃は半分溶けていた私。特別展を観る前に休憩…ちょっと休ませて…となっていたので、館内のカフェ「Cafe 椿」に吸い込まれていきました。

ここのカフェは特別展にちなんだ和菓子が出てくることが有名で、今の期間も素敵な和菓子がたくさん。どれも美しくて美味しそう…!

ですが私は和菓子は苦手なので、洋菓子(米粉を使ったチーズケーキ)のセットを注文しました。飲み物はサイダー。ケーキは素朴な味でとても美味しく、サイダーは溶けていた私を復活させてくれました。展覧会とのコラボメニューがある美術館カフェ大好き。

 

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