ユキシロ日記

ゲームのプレイ日記をメインに、博物館、美術館、音楽など。雑多な趣味ブログです。

特別展「昆虫 MANIAC」/国立科学博物館/2024.07

約100万種という多様な昆虫ですが、その大多数は一般的にはほとんど知られていないマニアックでマイナーとされるムシたちです。その中には、おなじみの昆虫には当てはまらない形態や生態をもったものたちも数多く存在します。そんな例外的に見える昆虫も、昆虫全体の圧倒的な多様性からすれば、ひとつの個性に過ぎないのかもしれません。

この展示を通して、おなじみの昆虫の知られざる一面や、見たこともない不思議な昆虫にふれ、ひとまとめには説明できない多様性の面白さを体感いただくことで、ご来場の皆様とまだ見ぬムシたちをつなぐきっかけになれたらと願っています。
ようこそ!MANIACなムシの世界へ!(公式サイトより)

2018年夏に開催された「昆虫展」から早6年!!科博の昆虫展が再びやってきました!!!開催おめでとうございます!待ってました!!!

私と昆虫展

2018年の昆虫展に行った時の感想↓でも書いていますが、この時の昆虫展は私の「虫」に対する意識を変えてくれました。

今も積極的に追いかけるほど好きなわけではないし触れないし家に出てきたらご退場願っているわけですが、それでも思うのは「虫って面白いな」ということ。

あまりにも多様な虫の種類、どうしてこうなった?と言いたくなるような不思議な生態、知れば知るほど魅力的でどんどんハマっていく世界なんだろうなと今は思っています。

ムシたちの世界へ

そんな魅惑のムシたちにハマって抜けられなくなったのであろう研究者の方々が監修するのがこの展覧会「昆虫 MANIAC」です!

導入として、昆虫とは何かという説明から入ってくれるので無知なヒトたちも安心。上の図は、ほか生き物たちと比べていかに「昆虫」の種類が多いかがイラストでわかるようになっています。

科博はひとつ前の企画展として「大哺乳類展3」をやっていました。そこでは多様な哺乳類が紹介されていて、哺乳類ってこんなにいろんな種類がいるんだ面白いな~と思ったばかりですが、そんな哺乳類も昆虫と比べればこの通り。おそるべし昆虫界。

初めの方に説明がありますが、この展覧会ではクモやムカデなど分類上は昆虫でない生き物たちも含めて紹介されています。雑な言い方をすれば「何でもあり」ということ!

大哺乳類展3は生き物の分類の面白さを教えてくれるものでしたが、打って変わってこちらは分類とか今はいいからとにかくムシの面白さを伝えたい!という熱意をひしひしと感じました。

導入部分でムシとは…?という問いについてざっくり知ったあとは、広々としたメイン会場に進んで行きます。

この会場の構成がとても良くて、ムシの世界へようこそ!自由に冒険して行ってね!という空気が流れていました。どこから観ても多分そんなに困らない、そしてどこから観てもいろんなムシのいろんな生態が紹介されていて面白い。

マニアックとありますがお馴染みの虫ももちろんいるし、良い意味でごちゃごちゃしていて標本はもちろん情報も盛りだくさん。時期が時期なのでちびっこが溢れていましたが、夏の展覧会!夏休み万歳!という空気がそこかしこから出ていてすごく楽しかったです。大人はもちろん、これ絶対ちびっこは楽しいだろうな~と思いました。

ふにふに芋虫毛虫たちと彼らの成長した姿を比較できる標本。ポケモン脳なのでどうしてもポケモンを思い浮かべてしまいます。動いている彼らを見るとちょっとびっくりしてしまいますが、動かないこの状態なら近くで見放題なのでありがたいです。

楽しいクイズや体験コーナーもありますよ!221年に一度の大量発生が今年重なったという素数ゼミの鳴き声も体験できました。…現地では耳栓が爆売れという話を聞きましたがこれは確かに耳栓がないと生活できないかも。

公式サイトや宣伝?だけ見ると、今回の昆虫展は変わったムシの紹介をするだけだと思うかもしれませんが、全然そういう感じではなく、あんなムシからこんなムシまで超盛沢山で「ムシって面白いんだよ~!!!」という感じなので、老若男女楽しめると思いました。会場を歩いていてワクワクする感じも良かったです。

私たちが日常生活を送る中で見かけるムシはほんの一部。外に出て見かけるムシもほんの一部。数も種類も想像を超える多さで未発見のムシも未だ多いと言われているそうです。

なんでもそうだと思いますが怖い、嫌い、気持ち悪い、という感情はそのものをよく知らないから、ということも多いんですよね。知ったからといって好きになるわけではありませんが、知らないで嫌っているなら…知ってから嫌う…でも良いのではないかな?と思います。

パンダアリ。パンダでもなくアリでもなくハチの仲間。かわいい…。

昆虫 MANIAC 国立科学博物館特別展

おまけ

科博めしコーナー。科博のレストランムーセイオンの企画展コラボメニューは毎回大人メニュー?とキッズメニュー?が用意されていますが、今回はキッズメニューの方に惹かれたのでこちらにしました。

「昆虫キッズプレート」です!!!わ~いムシさんだ~!!カブトムシに見立てたナス(下はハンバーグ)の存在感がすごいですが最近のちびっこはナス好きなんですかね?私は好き。トマトグラタンの中には蝶の形のパスタ(ファルファッレ)が入っていますよ~。

こちらは「マスカルポーネのムース さっぱりとしたマスカットジュレ」です。テントウムシのチョコが2匹。さっぱりとしたお味で夏にピッタリ!

 

国立科学博物館 他の展覧会感想(の一部)

知られざる海生無脊椎動物の世界
大哺乳類展3
特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」
恐竜博2023
特別展「毒」
WHO ARE WE 観察と発見の生物学
化石ハンター展
特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」
木組 分解してみました
植物 地球を支える仲間たち
加速器 -とてつもなく大きな実験施設で宇宙と物質と生命の謎に挑んでみた-
大地のハンター展
メタセコイア-生きている化石は語る-
特別展「和食」
絵本でめぐる生命の旅
特別展ミイラ
風景の科学展 芸術と科学の融合
恐竜博2019
ビーズ 自然をつなぐ 世界をつなぐ
大哺乳類展2
日本を変えた 千の技術博
特別展 昆虫
特別展 人体 神秘への挑戦
特別展 深海~最新研究でせまる“生命”と“地球”~ 

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