ユキシロ日記

ゲームのプレイ日記をメインに、博物館、美術館、音楽など。雑多な趣味ブログです。

【雑記38】自分で触れて初めて身になる(ファスト映画、切り抜き動画等の話)

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一部だけ知る機会が多い

映画を10分程度にまとめてストーリーを説明する動画のことを「ファスト映画」というそうで、先日初めて逮捕者が出たそうです。関係者でもない人間が勝手に映画の映像を使い動画再生数を稼いでその広告料で儲けているわけなので、反吐が出るような話なのですが、結構な数のそういった動画が存在しているようです。

法律のことを話したいわけではない(詳しくもない)ので、どこまでがOKかNGか、映画が駄目なら他の分野は?というようなことはここでは触れませんが、こういうの(ファスト映画)が幅を利かせているのってどうなんだろう…と思います。

なんかダサいなって…。すべてを見ず10分そこらでまとめたものだけを見てその映画を知った気になっているような人がいるのだとしたら、あまりにも虚しくないですか…。それでいいんですかね…理解ができません。

似たようなことがいろんなジャンル・分野で起こっている気がしたので思いつく限りで書いてみます。

ファスト映画

まずは話題のファスト映画。どういう人が好んでこのタイプの動画を再生しているのかわかりませんが、時間やお金がなくて映画館に行けない人はいると思います。なので、時間もお金もかからないファスト映画でその映画を知った気になろうという理屈はわかる気がします。

でも私が言いたいのは、それでいいのか、という話で…。

映画はストーリーだけ知っていればいいというものではないはずです。

ストーリーは大事な要素ですが、そのほかにも俳優さん(アニメであれば声優さん)の演技、表情、喋り方、流れている音楽、カメラワーク、映像、演出、背景、様々なことが混ざり合った娯楽が映画なのでは?と思うし、それが映画の魅力だと思います。

ストーリーだけ知ってどうするんですか。しかも全部見ていないとあれば途中の伏線とか結末に至るまでの流れとか、そういったものが全くわからないわけですよね。それで映画を見たことにするのはやっぱり相当ダサいとしか…。

小説

ひと昔前に有名な文学のあらすじをまとめて紹介するタイプの本が流行ったことがあったような気がします。多分今もあると思います。また、漫画でわかる有名文学小説とか。これらも似たようなものなのかも…と思いました。

あらすじや漫画で興味を持ってそのものを読むというパターンもあると思います。なので一概にこれらが悪いとは言えないのですが、やっぱりこれらって本物ではないんですよね。特に小説は読みながら自分の頭の中で登場人物の姿や情景を想像するのが楽しみのひとつと言えると思います。

動画や配信の切り抜き動画

ひとつが4~5時間くらいある長時間の動画や配信の重要そうなところを切り抜いて繋げてできたものを「切り抜き動画」と言うそうです。最近よく見る気がします。

これについて以前はよくわかっていなかったので、勝手に何してんのこの人たち…と思っていたのですが、多くは配信元が許可を出しているそうです。許可をもらった上で他人がまとめを作っているということですね。

是非を問いたいわけではなく、あぁそういう文化が広がってるんだなぁ現代っぽいなぁと感じています。みんな時間がないのかなぁ…って。

音楽(特にクラシック)

音楽もすべてを聴かず一部だけ聴いて~というパターンがたくさんある気がします。特にクラシック音楽は長い曲も多いので、その一部を切り取ってCDにまとめられているものもよく見ます。

ホルスト作曲の組曲『惑星』の中でおそらく一番知名度が高いであろう「木星」は全部聴くと10分くらいあったような気がしますが、中間部分が切り取られることが多いと感じます(私は最初と最後の部分が好きです)。なんなら木星は組曲の一部なので、全部聴くと1時間くらいはあるはずです(私は木星のほか天王星が好きです)。

エルガー作曲『威風堂々』はゆったりとしたあの有名な部分が切り取られていることが多いですが、これも例のごとく(?)私は冒頭の部分の方が好きです。

例としてクラシックの曲を2つ挙げてみましたが、それ以外でも同じようなことが起こっていて、サビだけまとめた人気曲メドレーとか、そういうのも見たことがあります。

既に知っている人がそこだけ聴いて楽しむのと、知らないけれど一部だけ聴いて知った気になるのは全く別のことだと思います。

ゲーム実況

私はゲーム実況動画や配信もよく見ますが、自分が今後やる予定のあるゲームの実況は見ないようにしています。最初は自分で体験したいからです。ゲーム実況を見てそのゲームをやった気になるのは絶対に違うと思っています。ほかのことと同じで、自分でやってこそそのゲームのことがわかるんです。面白い実況をする人は大勢いますが、それはそういうコンテンツであって、自分でゲームを体験したことにはなりません。

個人的には、ゲームはやってなんぼだと思っているので、ちょっとでも気になるものがあったら自分でやった方が断然面白いと思います。他人の体験は他人の体験でしかありません。

需要があると言うけれど

時間のない人が多い現代なので、短くまとめたものに需要があるという意見はわかる気もします。効率を重視し時短を善とする世の中になっているなと感じることも多々あります。

しかし、ここで挙げた様々な娯楽に関しては、いくら需要があろうが製作側がそれを望んでいるとは思えません。製作側が自らやっているならまだしも、他人が短くまとめたものに触れただけで本来の姿は知らない、そんな人が増えることを製作側が望んでいるはずがないです。

どうせ娯楽を享受するなら、一部だけでなく全部知りたいです。全部知って初めて、そのものを知ったと言えるのではないかと私は思います。 

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