忘れてはいけないと思う気持ちと同時に、たとえ年に一度だとしてもあまり振り返りたい記憶ではないな…と個人的には思っている東日本大震災。あれから10年、当日は様々なメディアが、人が、この10年間を振り返っているようでした。
私は当日にはあまりそういう気分にならなかったので今頃振り返っています。色々なことがあったような、何もなかったような、長いような、短いような。
10年前のあの日、就職先が決まらずに大学を卒業した私はその状況のままでした。つまりあの時私は無職で、その瞬間も家にいました。
それから10年が経ち、数えるのも面倒だと思うくらい転職を重ねて今に至ります。正社員、契約社員、派遣社員、正規非正規いろいろ。
初めて就職したのは歯科医院(職種は歯科助手)で、そこは2か月で辞めました。私の職歴はここから始まっています。自治体が絡んでいる若者向け就職支援事業に参加したこともありました。1か月で辞めた職場あり、人は良かったけれどそれ以外は全部ブラックのような職場あり、仕事内容に問題はなかったけれど残業が続きすぎてもう無理だと思い辞めた職場あり、直属の上司と合わずメンタルがやられて心療内科に初めて行き休職した後に辞めた職場あり、色々ありました。
どちらが良い悪いという話をここでしても仕方がないのですが、一か所で長く働くことができている人を尊敬する気持ちはずっとあります。私には無理だったからです。この先も無理な気がします。
世の中には会社員として給与をもらうという生き方をしていない人もたくさんいることを知りました。自営業、フリーランス、お金を得る方法はたくさんあるということもこの10年でわかった気がします。組織に属さず自分の力でお金を得られる人のことも尊敬します。私にはこれらも無理そうです。
しかし、今日ここで悲観的なことを書きたかったわけではなくて、何が言いたかったかというと、そんな自分でも今まで生きてこれたということです。
この10年の間、仕事は安定しませんでしたがそんな中でも一人暮らしを始めることができ、それは今も続いています。このような生き方をしているのでたくさん持ってはいませんが、ほどほどに趣味を楽しむくらいのお金は得ることができています。貯金をもっとできたら良いのでしょうが、そこまで考え始めるとまた悶々としてくるのであまり考えないようにしています。
今日は今までの仕事のことを振り返ってみたくなったのでこれを書いてみました。もっと細かく書けばいくらでも書けそうなことはあるので、気が向いたらまた。
正社員がすべてのように思っていた時期があります。正社員になれなかったら人生終わりだと。しかし今は全くそういった考えはありません。正社員として働きながら趣味も楽しんで他にも色々楽しんで充実した日々を送る、そのようなレールに私は乗れませんでした。もしかしたらそんなレールはどこにもないのかもしれません。
色々うまくいかないけどとりあえずなんとか生きてる。
そう考えると少し気が楽になるようなかんじがします。10年間、よくやってきました。私も皆さんも、日々お疲れ様です。のんびりいきましょう。
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