ピアニストでありアレンジも作曲もできるものはっぱさん(いろんなリンク)のオリジナル曲等で構成されたアルバム「MonoHappa Piano Collection Vol.1」「MonoHappa Piano Collection Vol.2」の感想を今頃書いてみます。発売されたのはだいぶ前なのでなぜ今?という気もしますが、ここに残しておきたいなぁと思ったので書きます。思った時が書く時!
音楽理論のことは全然わからないし、ピアノについては小学生の時に習っていたことがある程度の経験なので、感想といってもほとんど感覚の話です。しかし元々歌詞のない音楽は大好きで、そこから涌いてくる感覚を文字にして残すということをやってみたいと思ったのでこれを書いています。ものはっぱさんのオリジナル曲は色々と浮かんでくるものが多いので聴いていて楽しいです。曲のタイトルも好きです。
MonoHappa Piano Collection Vol.1
MonoHappa Piano Collection Vol.1 - m0n0happa - BOOTH←ここで販売されています

この写真は東京駅付近で昔撮ったものですが、私の中でこの曲はこの写真のイメージとピッタリ合います。スマートでちょっとキリっとしたメロディーが都会のビル、そして東京駅付近のこの時間帯の何とも言えない美しさ(大好き)に合っていてとても好きです。
てれれてってって~、っていうの本当に好きなんだろうなぁとよくわかる気がするのがこの曲。ヒューマノイドとは人間型ロボットのことでありアンドロイドと同じ意味なのだそうです。ここは工場、マニュアルに沿って大量生産されるロボットたち…ですが、途中ちょっと感情が入ったように感じる部分がありますよね。物語の想像(妄想)が楽しい曲です。
まずは↓こちらを聞いてみましょう。
はい、ツクツクボウシですね。良いですね~夏って感じで。
そしてこちら↓を聴いてみましょう。
夏の終わりの風物詩といえばツクツクボウシですが、その鳴き声をピアノ曲にして弾いてみました pic.twitter.com/D9OE6d2V3r
— ものはっぱ / MonoHappa (@m0n0happa) 2017年9月19日
完全にツクツクボウシ!!
メジャーセブンだけで作られた曲、ということです。(よくわかってない)
メジャーセブンだけでピアノ曲を作ってみました\(^o^)/ pic.twitter.com/vaXs0i9YGl
— ものはっぱ / MonoHappa (@m0n0happa) 2017年7月8日
ほぉこれがメジャーセブン。 流れるようなドラマチックな展開が素敵です。
マイナーセブンだけで作られた曲、ということです。(よくわかってない)
マイナーセブンだけでピアノ曲を作ってみました\(^o^)/ pic.twitter.com/r9WM54W5g1
— ものはっぱ / MonoHappa (@m0n0happa) 2018年2月19日
ほぉこれがマイナーセブン。同じくドラマチックな展開ですが、こちらの方が好みです。コードのことはわかりませんが知っていればもっと面白く聞こえるのかも…と思います。
熊本県熊本市が舞台のわらべ歌(諸説あるそうです)のスタイリッシュでクールなアレンジです。不思議な感じがします。聴いたことのないような和音(?)というか、おお!?というような音の重なりが聞こえるというか、一筋縄ではいってくれないようなアレンジで、一度聴くと初めからまた聴いてみたくなります。
童謡「あめふり」は雨が降って喜ぶちびっこのイメージがある曲ですが、このアレンジはちびっこと言うよりもう少し年齢高めの少年少女といった感じがします。じめじめした雰囲気は一切なく透き通った雨、そしてこの雨は降るだけでなく空に昇っていきそうな気もします。こんなに前衛的なピチピチチャプチャプランランランが他にあるだろうか…いやない。
このアルバムに収録されているアレンジの中では一番好みです。なめらかな部分と跳ねるような部分があり、そしてやっぱりちょっと不思議な雰囲気があり、聴けば聴くほどハマっていきます。低音ジャーンの部分が本当に好きです。屋根よりもっと高く、宇宙まで飛んでいくシャボン玉ですね。
アレンジが3曲続いたところで次にやってくるのがこのオリジナル曲なのですが、本当に好きです。ものはっぱさんのオリジナル曲の中で一番好きな気がしています。初めて聴いた時より絶対に今のほうが好きだし、これこそまさにスルメ曲で聴くたびに味わい深くなっていくように思います。
非現実的なかんじがするタイトルも好きです。美しい旋律は掴みどころがなく夢の世界のような…こういう想像力が掻き立てられるような曲、最高に好きです。3分ほどの曲ですがこの3分の中に物語があるような気がします。単純に聴いていて心地よいというのもあります。とても綺麗です。気持ちがスッとするような癒しの要素も感じるので、静かなところで一人ゆっくり聴きたい曲だなぁと思います。
前の曲「空梯子」と雰囲気が似ています。が、こちらのほうが現実味があるような感じがします。何故そう感じるのかは自分でもわかりません。またタイトルがいいですね。ポツンと浮いている小さな船が見えます。この船はどこから来たのか、何故こんなところに浮いているのか…。物語ができあがりそうです。言葉で説明するのが難しいのですが、この感覚がものはっぱさんのオリジナル曲の良いところなんだよなぁとしみじみ。
MonoHappa Piano Collection Vol.2
MonoHappa Piano Collection Vol.2 - m0n0happa - BOOTH
カラメリゼで検索したら水信玄餅に続きまたクックパッドのレシピが出てきました。菓子の表面に薄く砂糖をふり、バーナーや焼きこてなどでカラメル状に焦がすこと。だそうです。プリンの上に乗っているとテンション上がるやつですね。そんな曲です。パリパリした感じが曲に表れていて凄いなぁと思います。
ここで突然の令和。新元号をイメージして作ったというこの曲、令和も3年まで来た今聴くと感慨深さがあります。とても綺麗な曲だからこそ色々なことに思いを馳せたくなるような、そんな何気ない懐かしさのようなものも感じます。
新元号「令和」をイメージしてピアノ曲を作ってみました pic.twitter.com/nKYFCzeDRL
— ものはっぱ / MonoHappa (@m0n0happa) 2019年4月1日
可愛いお菓子の曲。ショートケーキやチョコケーキやモンブランではなく確かに「タルト」を感じる曲です。美味しそうなタルトを買ってきて家に帰ったら食べるんだ~という時の幸せな気持ちが曲に出ているようで楽しくなります。もしくはお菓子作りをしている時のワクワク感。このタルトに乗っているフルーツはきっとイチゴ。
冬の寒さや冷たさを感じさせるキリっとした曲です。私はこの曲に冬の朝を感じます。そして少し可愛らしさもあるように思います。さらに、霜柱そのものの足元にある素朴さと、踏んだ時の絶妙な楽しさも表現しているのかも…と思っています。もはや妄想です。
狭いところから広いところに出ていくような、ふわーっとした広がり方をしているような、そんな曲です(?)。ループしそうな終わり方をするのも気になるところ。この曲もふわふわとした雰囲気で夢の中のようです。
Vol.1に収録されている「帰路」に近い雰囲気。彼は誰時とは明け方頃の時間帯をさす言葉だそうです。日本語とはなんて美しいのか…と思いながら聴くとさらにこの曲が素敵に聞こえる気がします。夕暮れの時間帯とはまた違う明け方にしかない静かなあの感じ、この曲からも感じます。優しさと癒し。
この曲のような掴めそうで掴めない音楽、世界観があるような音楽、好きです。またしてもタイトルが良い。最後の曲なのでまとめとして書きますが、ものはっぱさんのオリジナル曲がまさに「白昼夢」なんですよ!起きているのに空想の世界に浸る、非現実的な映像が頭に浮かんでくる、そんな音楽が本当に多くて好きです。
まとめのような何か
ミニアルバムという位置づけだと思いますが、聴きごたえがあり聴けば聴くほどはまっていく沼のような魅力のあるアルバムだと思っています。全体的にシュッとした雰囲気で落ち着いているので疲れた心身に沁みます。音楽って良いですね。
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