真面目って何だろうと考えています。クリスマスの近いこんな冬の夜に何故そんなことを考えているのかわかりませんが人生とはそんなものです。
1 うそやいいかげんなところがなく、真剣であること。本気であること。また、そのさま。
2 真心のあること。誠実であること。また、そのさま。
辞書によると上記のとおりです。
就活の思い出
昔の話をします。10年以上前、私も周りと同じように新卒就活をしていました。エントリーシートの項目だったり面接で聞かれがちなこととされていたり、そんな中にあなたの長所は何ですか?という質問がありました。
考えた末に絞り出した自分の長所は「真面目」でした。それしか思い浮かばなかったのです。しかし必死に考えてこれだと思った私の長所は就職アドバイザー的な人に一蹴されました。「社会人なら真面目なのは当たり前だから、真面目というのは長所としてアピールできない」と。
新卒就活をしていた時の私は本当に軸も何もなくブレブレで、結果も出なかったので嫌な思い出ばかりなのですが、おそらくこれもその内のひとつのような気がします。唯一の取り柄だと思っていたことが何の役にも立たないと言われてしまったわけです。
真面目って何だろうと考えていた時、そんな苦い思い出が蘇ってきたので書きましたが、10年以上が経ち年を重ねた今思います。真面目ってやっぱり長所です。
就活では役に立たないかもしれません。でも人間としては長所です。自分のことを褒めたいわけではなく、真面目な人って良いよねと私は思うのです。
真面目な話ができる大人
ガラじゃないとか、そういう話は苦手だからとか、理由をつけて真面目なことを語ろうとしない人もいます。もしかしたら恥ずかしさがあるのかもしれません。
でも、人生の中で真面目な話をしないといけない時は絶対にあります。年を重ねれば重ねるほど、そういう話をせざるを得ない場面に出くわします。そんな時、ちゃんと自分の気持ちを自分の言葉で話すことができない大人になってはいけないなと思います。
自分が真面目な話をしようとしている時、茶化したり適当にあしらってくる人とは付き合わなくていいと思っています。楽しい話を共有できるのは嬉しいことですが、それしかできない人とはそこまでの関係だと思っています。
真面目な話から逃げない人、格好いいです。私はそういう人が好きです。