ディズニーシーの人気アトラクション「タワー・オブ・テラー」。これまでの人生で2回しか乗ったことがないアトラクションですが、その音楽が好きすぎるよという話をしたいと思います。
思い出話
↑こちらが公式サイトの紹介ページです。 いわゆるフリーフォールと呼ばれるタイプの上から下に落ちるアトラクションですが、私の中ではちょっと早く落ちている程度な気がするので絶叫系と言われると少し疑問を感じます。(私は絶叫系が割と平気な方です)
が、ディズニーらしい「世界観」の構築が大成功しているアトラクションだと思っていて、実際そんなに怖くない(※個人の感想)のに、そのストーリー性や落ちるまでの演出の巧みさでなんだか怖いような気がしてくるところは本当に凄いと思います。
私はディズニーに一人で行くことも多いのですが、昔このタワーオブテラーに乗った時、私以外が団体客で自分一人だけ明らかに浮いているという今となってはネタにしかならない状況で乗ったことがあります。
その団体は若い集団で「落ちる時みんなでこのポーズとろうぜ」みたいなことを乗る前から話していました。このアトラクションは写真撮影をしてくれるので落ちる瞬間の記念写真をあとから購入することができます。みんなで同じポーズで写真に写ろうぜということでしょう。完全なる部外者、アウェーもいいところの私は少し悩みました。自分も同じポーズをとったほうが良いのだろうかと…。結局恥ずかしくて仏頂面でやりすごしてしまったのですが、今考えるとやはりポーズをとったほうが良かったんだと思います。あの時の団体さん、一人だけノリの悪い他人が写っていてごめんよ。
音楽語り
というわけで本編のBGM語りです。こっちです書きたかったのは。 質の良いイヤホン等で聴いていただきたいのですが、まさに不気味で怪しいホテル。
前奏部分から既に雰囲気最高なのですが、特にすきま風のようなか細くて弱々しい、それでいて何かが起きそうな不穏なかんじを出している弦楽器(バイオリンかビオラ?)の音がたまりません!淡々としたフルートの音も最高。
1:23あたりからテーマフレーズのターンに入りますが、やっぱり弦楽器のすきま風っぽい音が最高です。弦楽器ってこんな音を出せるんですね!
1:40~がこのアトラクションのテーマ曲です。トランペット、素晴らしい。トランペットは音がでかくて格好いいだけじゃないんだよ!というアレ。そしてここの裏で流れているピアノにも注目。こんなに冷たいピアノがありますかというくらい心がこもっていないピアノ…最高すぎませんか…幽霊が弾いてるのかなこれ。トランペットの旋律と絶妙にズレているところも良いと思います。このあと弦楽器のターンに移りますが悲しげな美しさがたまりません。
そしてまたしてもすきま風。人が小さな声でうめき声をあげているようで雰囲気が出すぎています。最後は盛り上がりをフッと消したような状態で終わりますが、この終わり方も最高に好きです。冷たいピアノ…よい。
この曲、本当に大好きで何回聴いてもふわ~っとした気持ちになります。元々悲しさと美しさを両方持っている音楽は大好物なのですが、この曲はまさに私の理想です。アトラクションの背景として流れる音楽としてもこれ以上のものはないと思います。
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